【被害回避】アポ電強盗から身を守る方法!主な手口と防止策を伝授!

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高齢者や一人暮らしの方を狙ったアポ電強盗の被害が増加している中、自分や家族が被害に遭わないか心配になっている方も多いのではないでしょうか?

アポ電強盗に遭うと、思わぬ被害に遭うだけでなく、身体的な危険にもさらされることがあります。しかし、どんな対策をすればよいのか分からず放置していると、被害に遭ってしまうリスクが高くなってしまいます。

ここでは、アポ電強盗の手口や対策方法について解説し、自分や家族を守るための対案をご紹介します。

  1. アポ電強盗の手口は?
  2. アポ電強盗の事例を紹介
  3. アポ電強盗の対策方法
  4. アポ電強盗対策に役立つサービス
  5. アポ電強盗の対策に関するよくある質問

この記事を読むことで、アポ電強盗の被害を防ぐポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.アポ電強盗の手口は?

最初に、アポ電強盗の主な手口について見ていきましょう。

1-1.アポ電強盗とは?

アポ電強盗とは、犯人グループがターゲットとなる家に電話をかけて所持金を確認し、強盗に至る犯罪のことです。アポ電強盗の数は、2016年に15,000件、2017年に約26,000件、2018年には約35,000件と年々増え続けています。一昔前に流行したオレオレ詐欺の進化系でもあり、より深刻な被害につながりやすいのが特徴です。

1-2.アポ電強盗の主な手口は?

アポ電強盗の主な手口には、以下のようなものがあります。

  • 身内や銀行員・警察官などを装う
  • 今すぐ現金が必要な状況を設定する
  • 巧みな話術で現金の所持金額や個人情報を巧みに聞き出す
  • 平日の昼間など高齢者や女性が一人で在宅になる時間帯を狙う

1-3.オレオレ詐欺との違いは?

アポ電強盗とオレオレ詐欺の違いは、以下のような点です。

  • オレオレ詐欺:電話に出た人の身内を装って指定口座に現金を振り込ませる
  • アポ電強盗:身内や銀行・警察などを名乗って電話に出た人から所持金を聞き出し、強盗に押し入る

より悪質なのは、アポ電強盗です。オレオレ詐欺の被害は主に金銭だけですが、アポ電強盗は最悪の場合、命を奪われる可能性もあります。また、オレオレ詐欺は銀行で振り込みをする際に見破ることができる一方、アポ電強盗は犯行が表面化しにくいのも問題です。なお、アポ電強盗目的で電話をかけても、相手の出方によってオレオレ詐欺に変更するケースも見られます。

2.アポ電強盗の事例を紹介

アポ電強盗にありがちな事例を3つご紹介します。

2-1.息子が交通事故を起こして示談金が必要だと言われた

Aさん宅に息子の上司と名乗る男性から、「息子さんが交通事故を起こして相手にケガをさせたので示談金が必要になった」との電話がありました。しかし、詐欺が急増していることが頭に浮かんだので、いくつか確認の質問をしたのですが息子の名前も会社名も問題なく答えたので信頼してしまったのです。ところが、指定された金額を用意して自宅で待っていたところ、見知らぬ男が2人でやってきて強盗に遭ってしまいました。息子が事故を起こしたというのはまったくのウソだったのです。

2-2.銀行の調査でタンス預金の金額を調べていると言われた

Bさんは、取り引き中の銀行員を名乗る男性から、「顧客サービスの向上のため、タンス預金の金額と銀行に預けない理由を調べている」との電話がありました。Bさんは、取り引き中の銀行を長年信頼していることもあり、深く考えずにタンス預金の金額を教えてしまったのです。数時間後、電話をした銀行員と名乗る男性がやってきました。何の疑いもなくドアを開けてしまったBさんは、そのままタンス預金を丸ごと奪われてしまったのです。

2-3.警察から防犯のために現金の所持金額を確認していると言われた

Cさんはある日の午後、警察から「防犯キャンペーンで現金の所持金額を確認している」との電話を受けました。礼儀正しい言葉遣いとハキハキした声で安心してしまったせいか、Cさんは正直に金額を教えてしまったのです。しかし、警察からの電話というのはまったくのウソでアポ電強盗からの電話でした。案の定、翌日Cさん宅に強盗が押し入り、家にあった現金だけでなく貴金属類や骨とう品なども盗まれてしまったのです。

3.アポ電強盗の対策方法

アポ電強盗の効果的な対策方法を詳しく解説します。

3-1.一人のときは電話に出ない

家に一人でいるときは、電話に出ないことも一つの方法です。特に、一人暮らしの高齢者や女性は、ターゲットになりやくなります。また、普段からアポ電強盗について認識していても、電話に出ると相手の話術にはまってしまうこともあるでしょう。もしも本当に用事があるのなら、1回電話に出なくても時間を空けて再びかかってくるはずです。まずは、怪しい電話だと考えて出ないようにしてみてください。

3-2.所持金額や資産の有無を教えない

うっかり電話に出てしまった場合でも、商事金額や資産の有無を教えてはいけません。犯人たちは、電話での会話によって所持金額や資産の有無を確認します。中には、警察や銀行員を名乗って聞いてくることもあるでしょう。オレオレ詐欺と同様、子どもだと偽って聞いてくる可能性もあります。電話で所持金額や資産のことを聞かれたら、アポ電強盗だと思ってすぐに切ってください。

3-3.留守番電話機能を活用する

留守番電話機能を活用することも、アポ電強盗の被害を防ぐのに効果的です。本当に用事がある人は、留守番電話に切り替わると何らかのメッセージを残すことでしょう。しかし、アポ電強盗が目的の場合は、メッセージを残さずに切ってしまうことがほとんどです。アポ電強盗は、通話記録や音声記録が残ることを嫌います。在宅中でも、留守番電話機能を設定しておくことがおすすめです。

3-4.防犯機能付きの電話機にする

電話機を防犯機能付きのものに交換するのもおすすめです。たとえば、知らない番号から電話がかかってくると「この電話は録音されますので、あらかじめご了承ください」などとメッセージが流れます。また、実際に相手との会話を録音できるため、いざというときの証拠にすることが可能です。さらに、電話機によっては、自動応答機能・非通知お断り機能など便利な機能もあります。

3-5.固定電話を解約する

アポ電強盗を予防するには、固定電話を解約するのもよいでしょう。犯人グループは、電話帳などで調べてから、固定電話の番号にかけてくることが多いからです。固定電話をほぼ使わないのなら、解約してしまえば被害に遭う可能性をグンと減らすことができます。今は、高齢者でも簡単に操作できるスマホもあるので、乗り替えを検討してみてください。

4.アポ電強盗対策に役立つサービス

アポ電強盗対策に役立つサービスを詳しくご紹介します。

4-1.ナンバーディスプレイ

NTTが提供するナンバーディスプレイサービスに加入すると、相手側の電話番号が表示されるので、アポ電強盗の対策に効果的です。ナンバーディスプレイの契約中は、知らない番号や非通知番号からかかってきても、事前に確認できるのでうっかり出ずに済みます。また、留守中などで出られなかった電話も、着信履歴が残るので便利です。なお、サービスを利用するには、ナンバーディスプレイに対応した電話機が必要になります。

4-2.詐欺抵抗力診断アプリを利用する

詐欺抵抗力診断アプリを利用することも試してみましょう。詐欺抵抗力診断アプリとは、自分が詐欺の被害に遭いやすいか診断できるものです。たとえば、「わたなべ教授のサギ抵抗力しんだ~ん」では、80個程度の質問に答えることで詐欺の被害に遭いやすいか分かります。また、被害に遭わないためのコツも教えてくれるので便利です。自分は大丈夫と考えていても、案外アポ電強盗に遭いやすい可能性もあります。まずは、アプリで現状を正しく認識するのもよいでしょう。

4-3.声かけグッズを使用する

電話機の横に、市販の声かけグッズを置いておくのもおすすめです。たとえば、「あんしんみーちゃん」は、電話の着信音に反応して9種類の言葉をかけてくれます。電話に出る前にワンクッションあるので、不審な電話にも落ち着いて対応することが可能です。警察とメーカーが共同で開発しており、使い方も簡単なので一人暮らしの高齢者にプレゼントしてもよいでしょう。

5.アポ電強盗の対策に関するよくある質問

最後に、アポ電強盗の対策に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.アポ電強盗に狙われやすい家の特徴は?
A.以下を参考にしてください。以下のような家は、格好のターゲットになります。

  • 高齢者や女性の一人暮らしで子どもと別居している
  • 戸締まりをしていないなど防犯意識が薄い
  • 多額の現金を所持している
  • 住人に認知症がある

Q.若い人でもアポ電強盗のターゲットになる?
A.可能性はあるでしょう。犯人グループは、常にターゲットを探しているからです。年齢が若くても、所持金が多い、一人で在宅している、防犯意識が薄いなどの条件がそろえば、被害に遭うリスクが高くなります。

Q.アポ電強盗で捕まるとどのぐらいの刑になる?
A.アポ電強盗は、強盗罪に該当するため5年以上の服役が一般的です。さらに、被害者がケガをしたり死亡したりすれば重くなり、無期懲役もしくは死刑もあり得ます。

Q.夫婦で暮らしていればアポ電強盗に狙われない?
A.断言できません。夫婦で暮らしていても、所持金額が多ければ犯人グループのターゲットになります。特に、高齢の夫婦は狙われやすいので注意してください。

Q.留守番電話にすると空き巣に入られるのでは?
A.確かに、空き巣は留守番電話になっている家をターゲットにすることがあります。戸締まりをきちんとしたり、貴重品を分かりにくい場所に収納したりするなどの対策が必要です。なお、アポ電強盗も空き巣も、家に多額の現金がある家を狙います。必要以上に現金を家に置かないようにすることも重要です。

まとめ

今回は、アポ電強盗の対策について詳しく解説しました。アポ電強盗は、高齢者や女性などが一人で在宅するタイミングを狙い、固定電話で所持金額などを聞き出そうとしてきます。うっかり答えてしまうと、高確率で犯罪に巻き込まれてしまうので注意してください。まずは、一人のときには電話に出ない、留守番電話を利用するなどで対策しましょう。また、電話機のナンバーディスプレイや迷惑電話防止機能、各種防犯グッズの活用もおすすめです。アポ電強盗の被害から身を守るためにも、この記事を参考に今すぐ対策しましょう。