ノートパソコンの液晶が割れたときの対処法は?大切なデータを守ろう
持ち運びに便利なノートパソコン。ビジネスや趣味、勉強にと毎日持ち歩く人も多いでしょう。それゆえに、デスクトップパソコンより、破損や故障のリスクも多くなります。特に多い破損が、液晶割れ。軽量化されたノートパソコンは手から滑り落ちやすく、液晶が破損してしまうケースが後を絶ちません。そこでこの記事では、ノートパソコンが液晶割れしたときの対処法と注意点についてお伝えしていきます。突然の破損にすぐに対処できるよう、ノートパソコンユーザーの方はぜひチェックしておいてくださいね。
1.液晶が割れる原因
ノートパソコンの液晶が割れる原因を確認してみましょう。
1-1.衝撃により破損
液晶が破損する原因で最も多いのは、落下やぶつけるなどの衝撃によるものです。 軽量化されたノートパソコンは液晶が大きく、薄型になったことで、強度が弱くなりました。開閉の衝撃でもひびが入ることもある液晶。薄型になり、手から滑り落ちるケースも増えています。また、通勤通学中に転んだ、子供が画面を叩(たた)いたなどの理由も液晶が割れる原因です。強い衝撃で破損したパソコンは、ハードディスクにも影響を与えている恐れがあるでしょう。
1-2.圧力により破損
書類や荷物がたくさん詰(つ)まったバックの中にパソコンを入れ、満員電車で押されてしまった場合に液晶が割れるケースも少なくありません。ノートパソコンの上に重たいものを置くことも割れる原因です。タッチパネルのノートパソコンは、指やペンの圧力でもひびが入り割れてしまうことがあります。
1-3.何もしていないのに割れた
意外に多いのですが、何もしていないのにパソコンを開けたら割れていたというケース。この場合、以前どこかで圧迫や衝撃を受けていたパソコンが、日々の作業で時間が経(た)ってから破損したと考えられます。
2.液晶割れの5つの対処法
液晶が割れてしまった場合の対処法をご紹介します。
2-1.データはどうなる?
強い衝撃により液晶が割れたパソコンは、ハードディスクへの影響が心配です。パソコンが起動し、操作できる場合は、すぐにデータのバックアップを取りましょう。起動できない場合は、内蔵されているハードディスクを取り出し、ほかのパソコンを使ってデータを救出する方法もあります。
2-2.外部ディスプレイに接続
液晶が割れても、ハードディスクが無事なら、外部ディスプレイに映し出す方法があります。外部ディスプレイは、テレビやデスクトップのディスプレイなどです。ノーパソコンの外部ディスプレイ端子につなぎ、起動してください。起動できれば、データのバックアップを取りデータを救出しましょう。また、面倒ですがこの状態で使い続けることもできます。ただし、落下や強い衝撃により破損したパソコンは、いつハードディスク影響が出るかわかりませんので、早急に修理や交換などを検討したほうがいいでしょう。
2-3.液晶ディスプレイの交換・修理
ノートパソコンの液晶を自分で交換・修理することは、簡単ではありません。メーカーやパソコン修理を行っているお店で修理してもらいましょう。保証を過ぎると修理費用は有償です。メーカー以外で修理してもらう際には、事前に必ず見積もりを取り、金額を確認してから依頼してください。事前に見積もりがない場合、高額な修理費用を請求される場合もあるので注意しましょう。
2-4.外付けHDD化する
HDDとはハードディスクの意味です。ハードディスクが無事なら、ノートパソコンを分解し、ハードディスクを取り出します。外付けHDD化というのは、取り出したハードディスクをケースやソケットを使い、データを保存する外付けハードディスクとして使用する方法です。
2-5.買い替える
画面が割れたパソコンは、修理・交換で復活することも可能です。しかし、有償修理の費用が高額になることも少なくありません。修理期間中にパソコンを使えないと困ると言う人も多いでしょう。毎日持ち歩いて仕事や勉強をしている人にとって、数日でもパソコンがないとなると死活問題ですよね。最近では、展示品やキャンペーンを狙えば、ノートパソコンを安く購入できるようになりました。パソコンがないと日常生活で困る人は、修理より買い替えたほうがいいでしょう。
3.ノートパソコンを処分する場合の注意点
不要になったパソコンを処分する際の注意点をご案内します。
3-1.ノートパソコンはPCリサイクル法の対象
ノートパソコンは、家電リサイクル法により、自治体のゴミ回収では処分できなくなりました。パソコンを処分するには、PCリサイクル法に従って処分しなければなりません。2003年以降に製造され、製品裏側に PCリサイクルマークがついているパソコンは、メーカーが回収してくれます。各メーカーにより処分方法が異なりますので問い合わせてみましょう。
3-2.処分する際にはデータを消そう
パソコンの中には個人データや企業のデータが詰(つ)まっています。捨てた後思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、データは消去してから処分してください。データ消去できるソフトを使えば簡単に消去できます。
3-3.不用品回収業者に処分してもらう
急いでいる人、パソコンのデータ消去の方法がわからないという人は、不用品回収業者に依頼して処分してもらいましょう。不用品回収業者の中には、パソコンの個人情報のデータ消去を請け負い、データ消去証明を発行するところもあります。データが出回る不安もなく、安心して処分できるでしょう。不用品回収業者に依頼する場合は、事前にきちんと見積もりを出してくれる業者を選んでください。領収書まで必ず発行してもらいましょう。また、業者の中には無料で回収してくれるところもあります。自宅にほかにも不用品がある場合はまとめて処分してもらうといいでしょう。
5.まとめ
いかがでしたか?ノートパソコンが液晶割れしたときの対処法と注意点をご紹介しました。
- 液晶が割れる原因
- 液晶割れ5つの対処法
- ノートパソコンを処分する場合の注意点
ノートパソコンは、持ち歩くことが多いため、落下や圧迫の衝撃で液晶が割れることが多いです。パソコンが必需品という人は、修理をするより早めに買い替えてしまったほうが安く済むこともあります。ノートパソコンの処分は、不用品回収業者を利用し、データ消去と処分を同時に行ってもらうといいでしょう。安心して任せられる業者を選ぶ基準は、見積書・領収書の発行と、個人情報の取り扱いいに長(た)けているかどうかがポイントです。HPや電話で確認してみましょう。