電気毛布の捨て方イロハを解説! 処分方法は粗大ゴミ?
電気毛布は冬場の寝床を快適にしてくれる便利な暖房器具です。エアコンの暖房と併せて使用することで月々の電気代をぐっと抑えることができ、家計にも大助かりでしょう。しかし、処分方法は困りものです。小型家電リサイクル法に対応しているのか、捨て方は自治体だけなのか。気になる点も多いですね。
そこで、今回は電気毛布の捨て方に着目して記事をまとめてみました。
- 電気毛布の捨て方を知りたい!
- 電気毛布は小型家電リサイクル法の対象か否か
- 電気毛布の捨て方~自分で処分する~
- 電気毛布の捨て方~販売業者の下取り~
- 電気毛布の捨て方~リサイクルする~
- 電気毛布の捨て方~回収業者に頼む~
- 電気毛布の捨て方に関するよくある質問
記事を最後までお読みいただければ、自分に適した電気毛布の捨て方が判然とします。自治体回収、販売店での下取り、そして第三の選択まで情報を提供しますので、ぜひお付き合いください。
1.電気毛布の捨て方を知りたい!
電気毛布の捨て方に触れる前に、まずは基本情報を押さえておきましょう。電気毛布がどのような製品なのか簡単にまとめていますので、ぜひご覧ください。
1-1.電気毛布とは?
電気毛布には「掛け毛布」「敷き毛布」の二種類がありますが、どちらも作りには相違ありません。毛布の中に電熱線が巡らされており、スイッチを入れて電気を流すと加温されます。冬場に寝床へ入ると、まだ体温が伝わっていないため布団は冷たいですよね。事前に電気毛布で温めておけば、こうしたストレスに悩まされることもありません。
1-2.電気毛布の寿命について
家電製品は基本的に3~5年が寿命とされています。とはいえ、電気毛布は電熱線を傷めない限り長期間使用可能です。6~20年使用している人もいれば、1年半で温まらなくなったという人もいます。コードをぐるぐる巻きにして保存していたり、寝汗をかいたまま使い続けたりすると劣化は早いです。3000円前後の電気毛布でも適切に扱えば長い間使用できます。
1-3.買い替えのタイミング
電気毛布もその他の家電製品と同様3~5年を目途に買い替える方が多いです。感電することは少ないですが、電熱線の劣化により火事が起こる可能性を否定できません。1万円ほどする電気毛布でしたら買い替えは悩みどころですが、比較的安価な製品でしたら定期的に取り換えた方が賢明です。メーカーによっては買い替えのおすすめ時期を説明書等に記載していますので調べてみてください。
1-4.新製品が安い時期は?
電気毛布を買い替える理由は不調や故障時に限りません。電気毛布は「弱」の設定で一晩使い続けても2円以下の電気代で、ひと月でも40円以下となり非常に安価です。しかし、長く使うと劣化し、電力を多く消費する場合もあります。そこで注目したいのが新製品ですね。電気代・消費電力が著しく下がることはありませんが、新製品が出るとき、1つ前のモデルは最大で6割減の値段になるケースもあります。歳末セール・初売りセールといった時期をねらうのも手です。けれど、ぜひ新しい電気毛布が発売される2か月ほど前にねらいを定めて購入してみてください。およそ1つ前のモデルがセール品として売り出されています。家電は基本的に1年のサイクルで新商品が発売されますが、注目すべきは“季節ごと”よりも、実は“製品の発売時期ごと”です。
1-5.壊れた電気毛布は粗大ゴミ? 燃えるゴミ?
電気毛布は基本的に粗大ゴミとなります。ただ、自治体によってゴミの分別方法は異なるため、お住まいの地域で確認してください。たとえば、東京の新宿区では粗大ゴミとなりますが、神奈川県の川崎市では折りたたんだときに30cm以下であれば小物金属となります。
2.電気毛布は小型家電リサイクル法の対象か否か
この項は、電気毛布が小型家電リサイクル法に該当するか否かの解説です。捨て方を検討するときに重要な事柄となるため、小型家電リサイクル法についても簡単に説明します。
2-1.小型家電リサイクル法について
毎年捨てられる小型家電は65万tといわれ、資源となる金属は約28tとなります。金額に換算すると844億円ですから驚きですね。そのため、再利用可能な金属をリサイクルしようと平成25年4月より「小型家電リサイクル法」が施行されました。自治体によって回収する小型家電は異なりますが、多くが公共施設に回収コンテナを設けています。また、家電量販店も店内に回収ボックスを設置するなどして協力しており、おそらく見たことのある方も多いのではないでしょうか。
2-2.電気毛布は小型家電リサイクル法の対象か
電気毛布は小型家電リサイクル法の対象となります。ただ、小型家電リサイクル法における該当製品の選別は自治体に委ねられているため、事前の確認は必要です。一例を下記に挙げますので参考にしてみてください
- 電気毛布のコントローラーは回収対象とし、本体部分は燃えるゴミとする
- 回収ボックスの投入口(40cm×20cm)に収まれば回収可能
自治体での回収は原則無料です。そのほか、小型家電は家電販売店でも回収してもらえますが、自治体と異なり、料金がかかります。電気毛布は500円前後を見ておきましょう。
2-3.小型家電リサイクル法における対象家電の捨て方
自治体の処分には回収ボックスのほか、戸別訪問回収・清掃工場に直接持ち込むといった方法があります。お住まいの地域でどのような処分方法を用意しているのか確認してみましょう。一般的には、公共施設に設置されている回収ボックスに投入する形となります。
また、回収先は自治体に限りません。上記で挙げた販売店をはじめ、不用品回収業者の利用といった第三の選択もあります。
3.電気毛布の捨て方~自分で処分する~
それでは、電気毛布の捨て方を解説します。自分で捨てる場合は自治体での処分になりますが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
3-1.自治体回収の場合
原則自治体にはルールが決められていますので必ず事前に確認してください。電気毛布本体とコントローラーとを分別する必要がある場合はきちんと従いましょう。ルールが守られていないと回収してもらえません。
3-2.やるべきこと
粗大ゴミとして処分する・清掃工場に持ち込む・戸別訪問回収を依頼するといった場合、事前予約が必要です。清掃工場に持ち込む際は運搬する必要がありますが、戸別訪問回収(粗大ゴミも含みます)は自宅前まで回収に来てくれるので手間はかかりません。解体する必要もなく、あったとしても電気毛布本体からコントローラーを取り外す程度でしょう。ただし、粗大ゴミで処分する場合は、コンビニ・郵便局・スーパーなどで“粗大ゴミ処理券”を購入する必要があります。この処理券が処分費となり、対象の不用品に添付しなくてはいけません。電気毛布はどこの自治体でも数百円程度ですので忘れないようにしましょう。
3-3.メリットとデメリット
不用品を自治体で回収してもらえれば安心ですし、トラブルもまずありません。ですが、平日対応が基本です。朝8時~15時ぐらいの間が主な回収時間となりますので、忙しい方にとっては融通が利かない日も出てくるでしょう。年末年始や引っ越しシーズンといった繁盛期には予約が取れないケースもあります。
3-4.回収BOXに捨てる方法
回収ボックスで処分できる小型家電はあくまで投入口を通るサイズに限ります。自治体によってサイズは異なりますが、40cm×20cmぐらいを見ておくと良いでしょう。つまり、中型・大型家電は回収しないということです。条件に適(かな)えば無料で回収してもらえる半面、本当の小型製品(携帯電話など)に限られてしまうため、地域によっては電気毛布を回収してもらえないケースもあります。
4.電気毛布の捨て方~販売業者の下取り~
電気毛布も立派な家電製品です。であれば、“販売業者の下取り”も捨て方の選択に入ってくるのでしょうか? こちらもメリット・デメリットを踏まえて解説します。
4-1.販売業者の下取りについて
家電製品は新製品を購入すると下取りしてもらえる印象があります。ですが、電気毛布は基本的に対象外と思ってください。ただ、一部の販売店・通販業者では、“下取りサービス”を常備している場合もありますので購入前に調べてみましょう。下取りでも処分費として税込み540円前後を請求するところもあれば、完全無料(送料別の場合あり)で回収してくれる業者もいます。
4-2.メリットとデメリット
下取りをしてもらえると、新製品と交換するような形で電気毛布を簡単に処分できます。「自治体に連絡する・業者を探す」といった手間もかかりません。ただし、電気毛布の下取り自体をおこなっている業者が少ないです。電気毛布は処分に数千円とかかるものではありません。そのため、下取りしてくれる業者を探すより、手っ取り早く処分してしまった方が煩わしくなく、時短となる場合もあるでしょう。
5.電気毛布の捨て方~リサイクルする~
家電製品の捨て方で忘れてはいけないのがリサイクルです。果たして電気毛布も売却可能なのでしょうか? 処分費を払うより、お金が入る方がうれしいですよね。
5-1.リサイクルできる電気毛布とは
電気毛布は素肌に触れたり、寝汗をかいたりするので買取は毛嫌いされると思いがちですが、実はリサイクル可能です。今の電気毛布は丸洗いも可能で、電磁波軽減など、高性能な製品が数多く出回っています。ただ、買取に出す場合、3000円前後の安価な電気毛布は基本的に買取してもらえません。ゼンケン・ヤマゼン・コイズミ・日立・パナソニックといった電気毛布の主要メーカー、かつ機能性に優れた製品に限ります。とはいえ、念のため買取可能か否かはお店に確認してみてください。在庫が乏しいお店は数百円でも買取してくれる可能性があります。
5-2.リサイクルショップでの買取方法
リサイクルショップでは3つの買取方法が一般的です。
- 宅配買取(お店に送付して査定してもらう)
- 店舗買取(お店に持ち込んで査定してもらう)
- 出張買取(自宅まで来てもらって査定してもらう)
宅配買取は電気毛布をダンボールなどで梱包(こんぽう)する手間がありますが、自分のペースで進められますので時間に余裕がある方に推奨できます。
店舗買取はその日のうちに処分できますが、自分で運ぶ必要があり、買取を断られた場合は持ち帰らなくてはいけません。そのため、事前に買取可能なのか、値段が付かない場合は引き取ってくれるのかを確認していきましょう。
出張買取は自宅まで来てくれるので一番簡単な方法となります。査定金額に納得できなければ断ることも可能です。ただし、電気毛布1点で無料出張を承る業者は多くありません。こちらも事前確認は必要です。
5-3.ネットでのリセール(再販)
リサイクルショップでは有名なメーカーや比較的高価な電気毛布を積極的に買取する反面、ネットオークションにしがらみは一切ありません。3000円で購入した電気毛布(1回使用)がリサイクルショップで100円の買取価格だったとしても、オークションでは1円から自由に価格設定ができます。1番高価買取が期待できる方法でしょう。オークションサイトに利用登録をすればだれでも投稿可能となりますので、ぜひ一度調べてみてください。
ただし、オークションは個人同士のやり取りです。クレームに対応する必要がありますし、最悪料金が支払われないトラブルも想定できます。こうした不要なトラブルを防止するためにも、募集をかける際には写真を複数枚掲載し、使用にかんして少しでも不備があればその旨を記しておきましょう。説明書等の付属品があるか否かも必ず記載してください。
6.電気毛布の捨て方~回収業者に頼む~
最後の項では第三の選択“不用品回収業者の利用”について解説します。不用品回収業者は、電気毛布に限らず、さまざまな不用品を処分可能な業者です。そのため、捨て方に迷いませんが、どういった特徴があるのでしょうか?
6-1.回収方法
不用品回収業者の回収方法について、不用品回収「ZERO PLUS」を例に挙げて説明します。簡単な流れは下記となりますので、ぜひご覧ください。
- お見積もり(電話または応募フォームから受付可能です)
- 日時の調整(ZERO PLUSでは訪問見積もりが基本です。お客様と直接お会いし、お話を聞きながら細かく見積もりを進めていきます。提示金額にご納得いただけましたら、お客様の都合に合わせて作業日の設定です)
- 作業開始(予定日にスタッフがお伺いします)
- お支払い(作業後のお支払いです)
6-2.料金
電気毛布だけで頼まれる方は少ないですが、不用品回収業者は3000円~数万円と価格帯に差があります。そのため、利用する業者を決めたら一度お問い合わせください。愛知・静岡の不用品回収ならぜひZERO PLUS(0120-111-764)へ。
6-3.メリットとデメリット
不用品回収業者では一度に大量の不用品を回収可能です。急な引っ越しなどで処分したい家具家電があっても問題ありません。自治体・販売店の下取りに必要な手続きが電話1本で済みます。また、融通も利くため、極端な話、引っ越す前日まで家具家電を普段どおりに使い、引っ越す当日の午前にまとめて回収してもらうなんてことも可能なのです。
ただ、自治体や販売店での回収は安価、または無料であるのに対し、不用品回収業者では料金がかかります。とはいえ、弊社ZERO PLUSをはじめ、今は買取をおこなっている業者も多いのでご安心ください。高価買取できる不用品がある場合、合算するとほとんど無料になるケースもあり得ます。
6-4.業者選びのポイント
不用品回収業者に見積もりの連絡をすると、業者ごとに料金が異なるので困る方が多いでしょう。ですが、実は注目すべき点は3点です。
- 料金は明確か
- 合い見積もり(最低でも3社)はしたか
- 遠方の業者ではないか(出張費がかさむため)
上記の事柄に気を付ければ、満足のいく業者を選ぶことができるかと思います。試してみてください。
6-5.コストをかけない回収方法とは?
不用品回収業者によって“積み放題プラン”も用意しています。ZERO PLUSでも提供しているサービスですが、対応するトラックならどれだけ積み込んでも料金が変わりません。個別に処分すると費用もかさんでしまいますが、不用品が多い場合はこうしたパック料金を利用するとコストを抑えることができます。
6-6.無料回収業者についての注意点
ホームページを見て「古物商・産業廃棄物収集運搬の許可証」といった必要資格が明記されていない不用品回収業者は、悪徳業者の可能性があるので気を付けてください。特に「無料」というワードを連呼している業者には要注意です。いざ回収してもらうと、「人件費と作業費が別にかかりますので○○円です」と当然のように料金を請求してくる可能性があります。こうしたトラブルに遭った方は早急に消費者センターに問い合わせてください。悪徳業者は不法に料金を請求するにとどまらず、回収した不用品を不法投棄しているケースもあります。小型家電リサイクル法などで資源の再利用を推進している昨今で、到底許される行為ではありません。そのため、怪しいと感じたときは業者を変更するか、消費者センターに意見を聞いてみましょう。少なくとも住所がよくわからない業者は絶対に利用してはいけません。
7.電気毛布の捨て方に関するよくある質問
この項ではインターネットを介して寄せられるお問い合わせ内容をまとめてみました。電気毛布の捨て方についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
Q.不用品回収業者は早く対応してくれるって聞くけど、実際すぐ来てくれるの?
A.基本的に2~3日以内にお伺いしますが、ZERO PLUSでは「あいのり回収」というサービスを提供しています。条件が合えば即日でも対応可能です。
Q.不用品回収業者のオプション料金って何があるの?
A.代表的なものとして、大きな家具家電を高層階から運び出す場合、どこの不用品回収業者でも別途料金がかかります。ZERO PLUSでも同様です。作業にあたる建物が3階以上でしたら追加料金として3000円をいただいています。お問い合わせのときなど、お気軽にお尋ねください。お客様のケースに該当するオプション料金を事前にお伝えします。
Q.電気毛布をばらばらに解体すれば、燃えるゴミなどで回収可能でしょうか?
A.解体することで無料回収にしようとする方法をよく耳にしますが、おすすめできません。その場合は自治体の回収方法に従って処分してください。また、電気毛布の電熱線や毛布自体は切断しやすい素材ではありませんので、解体時にけがをする恐れもあります。
Q.買取となる条件を教えてください。
A.ZERO PLUSでは7年以内の家電製品としています。ただ、ものによっては買取不可な製品もありますので一度お問い合わせください。説明書等の有無も査定に影響します。
Q.作業中の立ち合いは必要でしょうか?
A.作業内容が決まっていれば、立ち会う必要はありません。ただ、外出する場合は防犯の観点からも事前にご相談ください。
8.まとめ
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。電気毛布の捨て方を余すことなく書いてきましたがいかがでしょうか?
電気毛布があると布団の中が快適で、ついつい寝過ごしてしまいがちです。けれど、毎日かいた汗は確実にしみ込んでおり、丸洗いしても、皮脂の汚れなどで粉をふいてしまう事態にもなりかねません。現在、電気毛布の処分を検討している方は、来年発売される新製品の“1つ前のモデル”の購入を視野に入れてみてはいかがでしょうか? 慌てる必要はありませんが、お持ちの電気毛布は今季中に処分しておくと後々の煩わしさが軽減されるのでおすすめです。