座椅子の処分方法は? 粗大ごみとして捨てられるの?
「座椅子を処分したいけど、捨て方がわからない」「要らなくなった座椅子は粗大ごみで捨てられるのか?」など、座椅子の捨て方で悩んでいる方は多いでしょう。和室や床に座る際に大活躍する座椅子は、脚のない背もたれつきの椅子です。大きめのサイズもあるため、分解が必要なのかわからないこともあるでしょう。正しい捨て方で処分しなければ、不法投棄などのトラブルになってしまいます。
そこで、本記事では、座椅子の処分方法・リサイクル法・不用品回収業者への依頼などについて詳しく見ていきましょう。
この記事を読むことで、座椅子を正しく処分するために必要な情報を得ることができます。
1.座椅子の処分について
正しく処分するためにも、座椅子について知ることが大切です。座椅子とは何なのか、何ごみになるのか詳しく把握しておきましょう。
1-1.座椅子とは
座椅子は脚がついていない背もたれつきの椅子です。畳やフローリングなどにお尻をつけて座るときに補助する役割を持っています。基本構成は、お尻をのせる面となる座と背もたれです。座椅子といっても、ヘッドリクライニング・レバー式・コンパクト・肘(ひじ)つき・回転式・正座やあぐら用・ホットカーペット対応型などさまざまな種類があります。
1-2.座椅子は何ごみか?
ほとんどの自治体では、座椅子は粗大ごみに分類されています。しかし、素材や大きさ、自治体によってごみの分類は異なるものです。
1-2-1.素材
座椅子の素材はポリエステルや繊維・ビニール生地・マイクロファイバー・メッシュなど多種多様です。ほとんどの素材は燃えるものですが、中には燃えないものもあります。また、座椅子の内部には鉄パイプが組み込まれているはずです。鉄パイプは燃えないため、自治体によっては分解して別々に分類しなければならないところもあります。どんな素材が使われているのか、事前に確認しておきましょう。
1-2-2.大きさ
多くの自治体では、一辺30センチメートル以上のものを粗大ごみとしています。座椅子の大きさによってもごみの分類が異なるので注意しておかなければなりません。よく見られる座椅子の大きさは、幅75センチメートル×奥行き83センチメートル×高さ69センチメートルです。お尻をつける座面の幅は52センチメートル~53センチメートルが快適なサイズになるでしょう。
2.座椅子の処分方法~自治体の場合
座椅子を捨てるとき、おそらくほとんどの方が自治体での処分を考えるでしょう。自治体による回収方法・回収費用・メリットとデメリットについて詳しく説明します。
2-1.自治体による回収方法
一辺30センチメートル以上の座椅子は、ほとんどの自治体で粗大ごみに分類されています。粗大ごみとして捨てる場合は、地元のスーパーや商店などで粗大ごみシール(券)を購入しなければなりません。購入したシール(券)を座椅子に貼りつけて、指定回収場所まで運びます。自治体によっては、ホームページなどで事前申し込みが必要になるケースもあるので注意してください。また、燃えるごみや燃えないごみとして捨てることも可能です。しかし、その場合は分解やごみ袋に入ることが前提となっているため、自治体のホームページできちんと確認してください。
2-2.回収費用
回収費用は自治体によって異なります。200円~1,000円に設定している自治体が多く、サイズやごみの分類によっても変わるため注意が必要です。自治体のホームページに費用が記載されているので、事前に確認しておきましょう。
2-3.メリット・デメリット
自治体で処分するメリットは、費用を安く抑えることができる点です。しかし、粗大ごみの場合は指定回収場所まで運ばなければならないというデメリットがあります。自力で運べない方には大きなデメリットになるでしょう。また、分解する場合も手間と時間がかかります。工具でケガをする恐れもあるため、慣れていない方は無理にしようとしないでください。
3.座椅子の処分方法~リサイクルの場合
まだ、使える座椅子であればリサイクルで処分することも可能です。リサイクルのメリットやリサイクルできるものとできないもの・方法・買取の有無などについて詳しく説明します。
3-1.リサイクルのメリット
「使える座椅子を処分するのはもったいない」と考えている方は多いでしょう。そんなときこそ、リサイクルが役立ちます。リサイクルにまわせば、必要としている人のもとで再利用してもらえるのです。また、ごみの量を減らすことができます。再利用できる座椅子はリサイクルしてください。
3-2.リサイクルできるもの、できないもの
リサイクルできる座椅子は“使えるもの”です。壊れている・目立つ傷や汚れがついている座椅子はリサイクル不可になります。リサイクルしてもらえるかどうか自分で判断できない場合は、お店のスタッフに尋ねてみてください。また、おしゃれなデザインや人気メーカーの座椅子はリサイクルしやすいものです。座椅子で人気のあるメーカーといえば、Low-YA!-(ロウヤ)・ニトリ・ベルメゾン・ベルーナ・山善・アイリスオーヤマなどが挙げられます。
3-3.リサイクルの方法
リサイクルの方法は、ネットオークション・寄付・リサイクルショップ・不用品回収業者への依頼があります。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
3-3-1.ネットオークション、寄付
ネットオークションは自分で入札額を決めることができます。売りたい金額から入札がスタートできるため、買い手が現れればすぐに取り引きができるでしょう。しかし、買い手が見つからないと処分まで時間がかかります。さらに、出品するための画像や具体的な商品説明をアップする手間などが負担になるのです。また、社会貢献がしたい方は寄付をおすすめします。NPO法人もったいないジャパンでは、日用品・生活雑貨・古本・衣料品などの寄付を受けつけている組織です。寄付という形でリサイクルするのもいいでしょう。
3-3-2.リサイクルショップへの持ち込み
近くにリサイクルショップがある方なら、直接店舗に持ち込む方法もあります。事前に座椅子のリサイクルを行っているかどうか尋ねてみるといいでしょう。座椅子などの家具だけでなく、書籍・DVD・家電・ブランド品・衣料品など幅広い商品の取り扱いを行っているリサイクルショップなら、多少の傷や汚れがついていてもリサイクルできる可能性があります。
3-3-3.不用品回収業者
不用品の回収を行っている業者に依頼する方法もあります。不用品回収業者の中には、回収のほかに買取を行っているところもあるでしょう。買取不可になってもそのまま回収してもらえるので、手間と時間がかかりません。不用品回収業者に関しては、【4.座椅子の処分方法~不用品回収業者の場合】で詳しく説明します。
3-4.買取はできるか
座椅子の買取を行っているリサイクルショップや業者を利用すれば可能です。ただし、買取可能になる座椅子は、“再利用できるもの”“新品状態に近いもの”という条件がついています。汚れが目立つものや壊れているものは買取不可になるので注意してください。
3-5.注意点
リサイクルをスムーズにすすめるためには、座椅子の状態やライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。また、リサイクルショップを選ぶ際は買取額に注意してください。リサイクルショップはアルバイトが査定を行うこともあります。思っている以上に査定額が低くなる可能性もあるため、複数のお店を比較したほうがいいでしょう。
4.座椅子の処分方法~不用品回収業者の場合
不用品回収・買取を行っている業者へ処分を依頼する方法があります。不用品回収業者のメリット・回収方法・手数料・業者選びのポイントなどについて詳しくチェックしておきましょう。
4-1.不用品回収業者のメリット
不用品回収業者に依頼する大きなメリットは、時間と手間がかからない点です。即日対応可能な業者に依頼すれば、すぐに自宅までかけつけてくれます。そして、その場で査定・回収を行ってくれるため、時間が短縮できるでしょう。また、ほかの不用品もまとめて買取・処分できます。わざわざ自分たちで運ぶ必要はありませんし、買取できるものは買い取ってもらえるのです。回収費用がかかるというデメリットはありますが、買取してもらえるものがあれば、費用も節約できます。業者の中には、低価格で回収しているところもあるのです。
4-2.回収方法
一般的な回収方法は、出張回収になります。業者スタッフが自宅にやってきて、運搬・回収してくれるのでお店にものを運ぶ必要がありません。主な回収の流れは以下のとおりです。
- ホームページまたは電話で無料見積もり・査定を依頼する
- 提示した見積もりに納得しだい、作業日時を予約
- 予約日に業者が自宅に伺い、作業開始
- 作業終了後に費用を支払う、または買取額をもらう
4-3.手数料について
回収費用は不用品業者や量によって異なります。座椅子の場合、およそ1,000円~3,000円で処分できるでしょう。詳細に関しては業者に問い合わせてください。
4-4.業者選びのポイント
不用品の回収・買取を行っている業者は多数存在しています。その中からどこに依頼すべきかどうか、悩んでいる方は以下のポイントに注目してください。
- 古物商許可を取得しているか
- 回収と買取の両方を行っているか
- 回収・買取可能な商品の取り扱い幅が広いか
- スタッフの対応が丁寧かつスピーディーか
- 即日対応が可能か
- 見積もりに不備な点がないか
- 低価格で回収してもらえるか
4-5.注意点
早く処分したい気持ちから1社だけにしぼって依頼してはいけません。業者を慎重に選ぶことが大切です。実際に、回収してもらったものが不法投棄されていた・追加料金を請求されたなどとトラブルが多発しています。古物商許可を取得していない業者や見積もり内容に不備が多い業者には注意してくださいね。
5.不要家具の処分ならゼロプラスへ
不要になった家具の処分は、意外と大変です。自治体によっては粗大ゴミに分類され、回収までに時間がかかることもあります。
ゼロプラスは家具の回収・買取を行っていますので、ぜひご相談ください。一点でも、複数点まとめてでも対応可能です。急なご依頼もできる限りお受けするので、まずはご相談ください。
6.座椅子の処分に関するよくある質問
座椅子の処分に関するよくある質問を5つピックアップしてみました。
Q.座椅子の分解方法が知りたい。
A.まずは、鉄パイプとほかの素材をわけなければなりません。ほとんどの鉄パイプはのこぎりで切ることができます。のこぎりなどの工具を使用して、燃えないごみ・燃えるごみの袋に入るほどの大きさに細かく分解していきましょう。ただし、分解できない場合は無理にしようとせず、業者に回収依頼したほうが安全です。
Q.見積もりで断ったらキャンセル料はかかるのか?
A.業者によってはキャンセル料がかかる場合もあります。そのため、事前に確認しておいたほうがいいでしょう。不用品回収・買取を行っている「ゼロプラス」ではキャンセル料は一切かかりませんのでご安心ください。
Q.買取額はいくらぐらいか?
A.新品状態に近いものや人気メーカーの座椅子は、高値で売れる可能性があります。しかし、ほとんどは販売価格の5%~10%です。古いものや使用年数が結構経過しているものは買取額がつかない可能性もあるので注意してください。
Q.高価買取のポイントは?
A.査定に出す前に、座椅子をキレイに掃除しておきましょう。できるだけ、汚れを取りのぞき、糸がほどけている場合はきちんと紡いでください。また、購入したときに付属していた取扱説明書なども一緒に提示すると、高価買取の可能性が高まります。
Q.業者とトラブルになったときの対処法は?
A.業者とトラブルになったときは、国民生活センターまたは消費者センターに相談してください。できるだけ、早めに相談したほうがスムーズに解決できます。
まとめ
座椅子の処分方法は自治体・ネットオークション・寄付・リサイクルショップ・不用品回収買取業者と5つの方法があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットをしっかり比較したうえで、ライフスタイルに合った方法を選んでください。自分で解体して燃えるごみ、または燃えないごみとして捨てる方法もありますが、無理に解体する必要はありません。業者に依頼すれば、運搬・解体する必要がなく、スムーズに回収できます。また、買取を行っている業者もあるので再利用できる座椅子を査定に出してみてください。事前に、処分方法を把握しておけばスムーズに処分できますよ。