引っ越しで出た不用品の処分方法や買取に出す方法などを詳しくご紹介
引っ越しの際は、大量の不用品が出ます。不用品にはさまざまな種類のものがあり、処分の仕方で困ることがあるものです。とはいえ、引っ越しは期日が決まっているため、効率よく処分を進めなければなりません。引っ越し時の不用品にはどんなものがあるのか、どう処分すればいいのかなど、分からないことも多いでしょう。引っ越しを予定されている方は、不用品の処分方法について知っておくと安心です。
そこで、本記事では、引っ越しの際に出る不用品の処分方法や業者を活用する方法などについてご紹介します。
不用品の中には、まだ使えるものもあります。処分だけでなく、買取に出すことも検討してみましょう。買取対象となるものや買取に出す方法なども併せてご紹介します。
1.引っ越しで出る不用品にはどんなものがあるのか?
引っ越し時に出る不用品にはどんなものがあるのでしょうか? 具体例を挙げてご紹介します。
1-1.家具
新居の間取りに合わない場合、引っ越しを機に家具を処分することがあります。たとえば、ベッド・ソファー・食器棚・タンス・ダイニングセットなどです。家具はサイズが大きいものが多いため、処分に苦戦することがあります。
1-2.家電
引っ越しのタイミングで家電を一新する場合があります。古い家電を処分する場合、注意しなければならないことがあるのです。家電リサイクル法の対象品目は、法律に基づいた処分が求められます。そのため、処分の仕方で迷うことがあるのです。
1-3.洋服
引っ越しをきっかけに断捨離をする方もいるでしょう。断捨離で多く出るのが、洋服です。長い間着用していないものや劣化が目立つものなどは、処分対象となります。洋服も量が多くなると、捨てにくさを感じるものです。
1-4.書籍・雑誌
読み終えた書籍や雑誌などは収納場所を取るため、引っ越しの際に不要になるケースが多いでしょう。近年はデジタル化が進み、書籍や雑誌も電子書籍が増えています。できるだけ不用になったものは処分し、身軽になって新居に移りましょう。
1-5.自転車
引っ越しと同時に、古い自転車を処分するケースもあります。自転車の処分は、防犯登録の抹消などの手続きをしなければなりません。知人へ譲る場合も、防犯登録の抹消もしくは譲渡証明書を渡すなどの手段を取らなければならないのです。
2.引っ越しで出た不用品を処分する方法
引っ越しで出た不用品は、どう処分すればいいのでしょうか? 具体的な方法をご紹介します。
2-1.自治体回収
自治体回収で不用品を処分する場合、種類ごとに分別する必要があります。ただし、自治体ごとに分別ルールが異なるため、あらかじめルールを確認しておくことが大切です。自治体回収を利用する場合、可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミ・粗大ゴミなどに分別しなければなりません。粗大ゴミは事前申請や手数料の支払いを要します。
2-2.引っ越し業者
引っ越し業者へ不用品の回収を依頼する方法があります。引っ越しと同時に不用品の処分ができる便利な方法です。とはいえ、不用品の処分はオプションとなります。引っ越し費用が割り増しになるため、見積時に費用をしっかり確認してください。アート引越センター・アリさんマークの引越社・サカイ引越センターなどの大手では、不用品の回収を引き受けてくれるでしょう。
2-3.不用品回収業者
不用品回収業者では、さまざまなものの回収を行っています。引っ越しで出た大量の不用品も、一気に引き取ってくれるため、時間的制約がある場合にも便利です。即日対応も可能で、迅速に回収してくれます。分別や運搬などの手間もありません。ただし、回収費用が割高になるのがデメリットです。
3.不用品回収業者の料金相場
不用品回収業者に依頼した場合、いくらぐらいかかるのでしょうか? 料金相場を見ていきます。
3-1.品目ごとに異なる
不用品回収業者の回収費用は、品目ごとに異なります。自治体回収より割高で、1点あたり数千円〜1万円程度となるのが一般的です。
3-2.まとめて処分すると割引がある
不用品回収業者では、お得な料金プランが用意されています。引っ越し時の不用品をまとめて処分した場合、料金を割引してもらえるのです。あらかじめ処分したいものをピックアップしておき、見積もりを出してもらいましょう。
3-3.出張費用が加算される場合もある
不用品回収業者は出張回収が基本です。そのため、回収費用に出張費用が加算される場合があります。業者によって料金体系が異なるので注意が必要です。見積もりを比べて業者選びの参考にしましょう。
4.不用品を買取に出す方法
引っ越しで出た不用品を買取に出す方法をご紹介します。買取対象となるものの特徴と併せて覚えておきましょう。
4-1.買取対象となるもの
買取対象となるものは、有名メーカー・高年式・傷や汚れがないものとなっています。家電の場合、動作不良がないことも前提です。また、製造から3年以内のものであれば、高額買取が期待できるでしょう。
4-2.リサイクルショップ
リサイクルショップでは、家具・家電・生活雑貨などの買取を行っています。最寄りのショップを利用でき、気軽に立ち寄ることができるのがメリットです。しかし、査定時は持ち込みを要するため、家具や家電など大型製品は運搬の手間がかかります。大量に売りたいものがある場合は、肉体的負担が大きいと感じるでしょう。
4-3.不用品回収業者
不用品回収業者では、引っ越し時の不用品を回収するだけでなく、価値あるものは買取にも応じてくれるのがメリットです。処分と買取が同時にでき、時間を大幅に短縮できます。出張買取であるため、運搬などの心配もありません。とはいえ、買取価格から出張費用が差し引かれます。複数の業者で査定を受け、買取価格などを比較することが大切です。
5.引っ越しで出た不用品の処分や買取でよくある質問
引っ越しで出た不用品の処分や買取に関する質問を集めました。
Q.家電リサイクル法の対象品目を処分する場合、自治体回収は利用できるのか?
A.いいえ、できません。家電リサイクル法に基づき、リサイクル回収の手続きをしなければならないのです。手続きなどが面倒に感じる場合は、不用品回収業者などを利用しましょう。通常の不用品と共に家電リサイクル法の対象品目も同時に引き取ってもらえます。
Q.引っ越しで出た不要な雑貨を処分する際、捨てにくいものはどう対処すればいいのか?
A.自治体のルールに従って処分するのが一般的です。捨てにくいものがあるなら、不用品回収業者などに依頼し、一括回収してもらうといいでしょう。分別なども不要で、業者に渡すだけで処分が完了します。
Q.引っ越し時の不用品を買取に出す場合、個人売買を利用する方法は?
A.ネットオークションやフリマサイトなどで個人売買を行うケースもあります。しかし、個人売買は売れる時期を読むことができないため、引っ越しなど期限が限られている場合には不向きです。
Q.宅配回収などを行う業者を利用する方法はどうなのか?
A.宅配回収は、こん包や発送手配などをしなければならないため、時間的制約がある場合は面倒に感じるでしょう。こん包資材の準備も必要です。ただし、業者が指定する送料無料対象品目に該当しているものであれば、無料回収してもらえるため、処分費用の削減につながります。処分したいものに応じて使い分ける方法がおすすめです。
Q.引っ越しで出た不用品の回収を依頼する業者を選ぶ際、注意すべきことはあるのか?
A.悪質な業者に引っかからないことです。特に、街頭を巡回する廃品回収車は事業所を構えず、無許可で営業していることが多いため、トラブルが横行しています。利用しないことが大切です。
まとめ
引っ越しの際は、大量の不用品が出ます。不用品の処分方法を覚えておき、慌てずに処分が進められるように準備しておきましょう。まだ使えるものは、買取に出すという選択肢もあります。買取対象となるものや買取先なども、本記事を参考にしてください。