汚部屋を脱出したい! 汚部屋から抜け出す方法やポイントを徹底解説
「汚部屋から脱出したいけれど、どうすればいいのか分からない」「部屋を片付けてもすぐ汚部屋になってしまう……」など、汚部屋で悩んでいる方は多いでしょう。汚部屋になる原因は人によってさまざまですが、ものを捨てられなかったり、面倒くらいからと片付けを後まわしにしてしまったりすることが考えられます。汚部屋を放置するほどものでいっぱいになり、害虫や悪臭も発生してしまうでしょう。
そこで、本記事では、汚部屋から脱出する方法やコツなどを解説します。
この記事を読むことで、汚部屋の問題点や片付ける手順なども分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。
1.どこから汚部屋になるのか?
まずは、どこから汚部屋になるのか、汚部屋の基準をチェックしておきましょう。
1-1.生活に支障が出る
汚部屋の明確な定義はありませんが、生活に支障が出る程度の状態は汚部屋と判断していいでしょう。たとえば、足の踏み場がないほどゴミと不用品が散らかっていたり、寝る場所がゴミで埋め尽くされていたりするなどです。自由に行き来できないほどゴミが散乱している部屋は、自分から見て汚部屋だと思わなくても、他人から見れば汚部屋になります。生活に支障が出るほどゴミが散らかっている場合は、早めに片付けたほうがいいでしょう。
1-2.害虫と悪臭の発生
汚部屋は、大型のものや食べ残しなどが散乱しているケースがほとんどです。特に、食べ残しが床一面に散乱していたり、放置されたりしていると悪臭が発生する原因になるでしょう。部屋に入った途端、変なにおいがしたり鼻を覆うほどの悪臭が漂っていたりする場合は汚部屋です。悪臭はネズミやハエなど害虫の発生原因にもなるため、どんどん不衛生な環境になってしまいます。不衛生な環境下での生活は、体にも害を与えてしまうので要注意です。
1-3.窓が開かない
家全体に汚れやゴミが広がっている場合、窓が開かなくなってしまいます。窓が開かないほどの不用品が散乱していたり、ゴミをため込んだりしている部屋も汚部屋とみなされるでしょう。すでに、どこをどうすればいいのか手がつけられない状況になっているケースがほとんどです。掃除をしたくてもベランダやほかの部屋にゴミをまとめることができず、片付けや掃除が難しくなってしまいます。
2.汚部屋の問題点と原因
ここでは、汚部屋の問題点と原因について詳しく説明します。
2-1.ケガのリスクが高まる
汚部屋はケガのリスクが高まります。どこに何があるのか把握できていない状況ですので、大きなものにつまずいたり、転んでケガをしたりする恐れがあるのです。刃物など危ないものが床に転がっている可能性もあり、どこにどのような危険が潜んでいるのか分からない状況下で生活することになります。特に、高齢者は少しのケガでも体が不自由になる恐れがあるため、安心して生活できる環境に整えなければなりません。
2-2.近隣トラブルになる恐れも
前述したように、汚部屋は悪臭や害虫が発生しやすい環境になっています。生活している本人の健康を害することもあれば、近隣トラブルに発展する恐れもあるので注意が必要です。実際に、汚部屋からゴミ屋敷になってしまい、近隣トラブルになったという事例もあります。近所とトラブルにならないためにも、汚部屋は早めに対処しておいたほうがいいでしょう。
2-3.無駄な時間や労力を使ってしまう
汚部屋は自分の時間を無駄にしたり、余計な労力を使ったりする問題点もあります。必要なものがあっても、ゴミの山から探し出さなければならないので、見つけるまで時間がかかってしまうでしょう。きちんと片付いている環境であれば、必要なものをすぐに取り出すことができます。また、汚部屋は時間だけでなく、労力も無駄にしてしまいがちです。
2-4.汚部屋の原因はさまざま
どうして汚部屋になってしまうのか、原因が分からずに悩んでいる方は多いでしょう。汚部屋の原因は人によってさまざまですが、主な原因は以下のとおりです。
- ものを捨てることができない
- ストレスをため込んでいる
- 好奇心旺盛で多趣味
- お買い物中毒
- 流行に敏感で新しいものが好き
- 寂しさをもので埋めている
- 面倒くさがり
上記を見ても分かるように、汚部屋の原因は精神的な問題であるケースがほとんどです。中には、うつ病やADHD(注意欠如・多動症)といった精神疾患が関係していることもあります。
3.汚部屋を脱出するためのポイント
ここでは、汚部屋を脱出するためのポイントをいくつか紹介します。
3-1.ものを捨てることが大事
汚部屋から脱出するためには、とにかくものを捨てることが1番です。汚部屋は不用品やゴミがたまっている状況ですので、要らないものはどんどん処分しましょう。汚部屋になりやすい人は、ものへの執着が強い傾向があるため、ものへの執着から離れることが非常に重要です。ものを捨てるという意識ではなく、執着を捨てて心地よい生活を送るためだと思って片付けましょう。汚部屋の問題点を把握しておけば、片付けなければならない気持ちになるはずです。生活の質を向上するためにも、極力ものを減らしてください。
3-2.ものを増やさない
部屋を片付けてもすぐ汚部屋になる人は、安易に新しいものを買ってしまうところがあります。たとえば、セールや割引されているものを見るとつい買いたくなる衝動に駆られるのではないでしょうか。お得であればあるほど購入意欲が刺激されるものですが、購入前に「今本当に必要なものなのか?」と自問自答する時間を作ってみてください。汚部屋から脱出するためには、片付け後の行動が大切なポイントです。整理整頓された部屋を維持したい方は、ものを増やさないことにも意識を傾けておきましょう。
3-3.定期的に見直す
汚部屋から脱出するためには、定期的に持っているものを見直すことも大切なポイントです。生活している限り、ものは自然と増えていくでしょう。だからこそ、定期的に見直すことで不要なものを処分してください。汚部屋を片付けたときに、普段使っていたものだとしても、時間の経過とともにライフスタイルが変わり、いつの間にか使わなくなったものも出てくるはずです。使っていないものをそのまま放置すると不用品がたまりやすくなるので、早めに処分しましょう。
3-4.ものの定位置を決める
ものの定位置を決めることも、汚部屋から抜け出すためのポイントです。汚部屋になりやすい人は、とりあえず空いているスペースにものを置く傾向があります。ものによって定位置が決まっていないため、空いているスペースにものを放置する→どこに何があるのか分からなくなる→ものが増えるという悪循環に陥りやすくなるのです。ものの定位置を決めておけば、使った後も元の位置に戻すことができ、どこに何があるのか把握しやすくなるでしょう。
4.汚部屋を片付ける手順
ここでは、汚部屋を片付ける手順を紹介しましょう。
4-1.動線を確保する
汚部屋の場合、足の踏み場がないケースがほとんどですので、まずは動線を確保するところから始めます。玄関とベランダ(庭)まわりを最初に片付けて、ゴミ出しの動線を確保してください。できれば、大きめのゴミが運べるような動線をキープしておきたいところです。動線が確保できたら、ものが少ない場所から片付けを始めましょう。そして、その場所をものの仮置き場にします。
4-2.大きめのゴミから片付ける
動線が確保できた後は、比較的大きめのゴミから片付けていきましょう。大きめのゴミと併せて、食べ残しや空のペットボトルなど明らかにゴミと思えるものも袋に入れていきます。ある程度、大きなゴミを片付けただけでもスペースに余裕が生まれ、細かいゴミも片付けやすくなるでしょう。また、汚部屋を片付ける前に、ゴミ袋やダンボール箱・軍手など必要なものも準備しておかなければなりません。
4-3.細かいものを整理する
大きなゴミを片付けた後は、細かいものを整理していきましょう。必要なもの・不要なものに分けられるようゴミ袋を2つ用意しておくとスムーズに作業が進みます。「もったいないから……」と今使っていないものを必要なものに分類してしまいがちですが、今使っていないものは処分してください。前述したように、汚部屋は不用品が大量に散乱している状態ですので、まずはものを減らすことが大切なポイントとなります。残すものは今使っているものだけにしましょう。
4-4.整理整頓・清掃
必要なものと不要なものに分類した後は、整理整頓と清掃です。必要なものの定位置を決めながら収納していき、不要なものは処分しましょう。汚部屋はホコリや汚れがたまっていますので、収納前に掃除をしなければなりません。頑固な汚れがついている場合はキレイにできるまで時間がかかってしまうでしょう。無理は禁物ですので、自分たちでできるところをキレイにしてください。
4-5.業者に依頼する
自分たちで手に負えない状況になっている場合は、業者に依頼するのも方法の1つです。汚部屋やゴミ屋敷の片付けを請け負っている専門業者があります。プロの業者に依頼することで、手間と時間をかけることなくスピーディーに片付けられるでしょう。費用はかかりますが、手早く汚部屋を片付けたい方にはおすすめの方法です。なお、不用品の回収や買取などを行っているゼロプラスでは、ゴミ屋敷の片付けサービスも展開しています。汚部屋でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
5.汚部屋に関してよくある質問
汚部屋に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.汚部屋かどうか、チェックするポイントは?
A.以下の項目にいくつ当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。
- 昨日身につけていた衣類が床に置いたままになっている
- リモコンがどこにあるか分からなくなる
- 正体不明のダンボール箱が部屋にある
- いつのだか分からない飲み残しのペットボトルが放置されている
- 部屋中に変なにおいが漂っている
- 収納の中身がたまに崩れ落ちる
- ゴミを捨てに行くのが面倒
- 捨てるのはもったいないと思い、使っていないものもため込んでしまう
- バッグの中身が整理されていない
当てはまる項目が多いほど、汚部屋になっている可能性が高めです。
Q.汚部屋になりやすい人のNG習慣は?
A.セールや割引に誘惑されたり、ストレス解消のために買い物をしたりしている人ほど汚部屋になりやすい傾向があります。特に、使ったものをそのまま床に放置するのはNG習慣です。床にものが散らかっている状態だと、片付けにくくなりますし、不用品がどんどん増えてしまう恐れがあります。
Q.汚部屋脱出のために心がけるべき習慣は?
A.自己管理を徹底することです。たとえば、セールや割引といった誘惑に打ち勝つだけでも、自己管理につながります。自分の感情や気持ちをコントロールすることで、衝動買いを減らせるでしょう。たとえ、欲しいものであったとしても、「今の自分にとって必要なものなのか?」と考える時間を設けることが大切です。
Q.ものを捨てることができないときの対処法は?
A.一時保管ボックスに入れておくといいでしょう。ある程度、汚部屋を片付けた後でもう一度考えることができます。一時保管ボックスにいったん入れておき、1週間ほど経過してから考えるとまた違った見方ができるはずです。また、ほかに代用できるものがないか確認してみるといいでしょう。
Q.業者に依頼する際の費用を抑えるコツは?
A.買取可能な不用品を買い取ってもらうことです。業者の中には、不用品の回収だけでなく買取サービスも行っているところがあります。買い取ってもらえるものが多くなるほど、処分費用の節約につながるでしょう。「もったいない」という気持ちが抑えられ、気楽にものを手放すことができるはずです。
まとめ
いかがでしたか? 汚部屋になる原因はさまざまですが、衝動的にものを買ったり、もったいないからと使っていないものをため込んだりすることが考えられます。汚部屋から脱出するためには、不要なものをできるだけ捨てることが1番大切なポイントです。また、汚部屋を片付ける際は不用品が大量に発生するため、業者に依頼するといいでしょう。ゼロプラスでは、不用品の回収と買取だけでなく、ゴミ屋敷の片付けサービスなども行っています。汚部屋の片付けで悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。