遺品整理がつらいときはどうすべきか? スムーズに遺品整理を終わらせるコツ
遺品整理を進めたいのに、故人のことを思い出してはつらい気持ちになってしまう方は多いでしょう。つらい気持ちのまま遺品整理をしても、中途半端になってしまったり、逆に散らかったりしてしまう恐れがあります。気持ちの整理がつかないときは、無理をせずに専門業者へ依頼するのも選択肢の1つです。
そこで、本記事では、遺品整理を進めるコツなどについて詳しく説明します。
この記事を読むことで、遺品整理がつらい理由や遺品整理専門業者に依頼する方法なども分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.遺品整理がつらい理由は?
最初に、遺品整理がつらい理由をチェックしておきましょう。
1-1.故人を思い出してしまう
大切な人が亡くなると、とても悲しい気持ちになりますよね。遺品を見るたびに故人との思い出が蘇(よみがえ)ってしまい、「どうして亡くなってしまったんだろう」とつらい気持ちになるものです。特に、故人との思い出が詰まっている遺品ほど、見るのがとてもつらくなるでしょう。つらい気持ちになるたびに遺品整理がストップしては、なかなか進めなくなってしまいます。早く遺品整理を終わらせたくても、気持ちが追い付かず、思うように終わりません。
1-2.時間と手間がかかる
遺品が多いほど時間と手間がかかってしまうので、遺品整理がつらくなります。遺品整理は室内にあるものを片付けるだけでなく、形見分けをしたり、残すものと捨てるものに分類したりするなどやるべきことだらけです。大量の遺品を目の前にするとやる気が失せますし、遺品整理がつらい作業になってしまうでしょう。
1-3.体力的な疲れ
遺品整理に協力してくれる人がたくさんいればすぐに終わらせることはできますが、1人だけで片付けなければならなかったり、遺品が大量にあったりすると体力的な疲れも出てきます。遺品を分類するだけでなく、運び出しもしなければならないので体力的につらい面もあるでしょう。また、故人と離れて生活していた場合、遺品整理のために足を運ばなければなりません。移動だけで労力を使い、遺品整理がつらい作業になってしまいます。
2.遺品整理がつらいときの乗り越え方
ここでは、遺品整理がつらいときの乗り越え方をいくつか紹介します。
2-1.相続者・親族と協力する
遺品整理がつらいときの乗り越え方として、相続者や親族と協力する方法があります。1人だと遺品整理はとても大変な作業になりますが、親族と協力して行うことができれば負担も少なくなるでしょう。また、故人に対する思い出を語り合うこともできますし、気持ちの整理にもなります。気持ちを整理するためには、自分でいろいろと考えを巡らせるよりも誰かと話をしたほうが気楽になれるものです。心のつらさを軽減するためにも、相続者や親族と協力しながら遺品整理を進めてみてください。
2-2.現実を受け入れる
亡くなったことを受け入れられず、気丈に振る舞ったり、悲しみに浸れなかったりすることがあるでしょう。けれども、そのままでは逆につらい気持ちから抜け出すことはできません。遺品整理がつらいときは、とことん悲しむことも大切な要素となります。無理をせずに泣いたり、親族と一緒に悲しんだりすることで、故人の死をしっかりと受け入れられるようになるでしょう。感情を抑えるのではなく、出てきた感情をそのまま素直に受け入れてください。
2-3.遺品整理業者に依頼する
どうしても遺品整理がつらかったり、気持ちの整理が追い付かなかったりする場合は、遺品整理業者に依頼するのも選択肢の1つです。特に、故人が賃貸物件で暮らしていた場合、立ち退きまで時間がないケースがあります。退去日までに遺品整理を終わらせなければならないため、早く遺品整理をする必要があるでしょう。その場合は、遺品整理業者に依頼したほうがつらい状況も乗り越えることができます。後ほど、【4.遺品整理業者に依頼する方法も】で詳しく説明するのでぜひチェックしてください。
3.遺品整理の進め方
ここでは、遺品整理の進め方を解説します。
3-1.遺品整理の日程を決める
まずは、遺品整理を行う日について決めることが大切です。よく、親族や相続者に日程を伝えず遺品整理を行う人がいますが、きちんと伝えておかなければトラブルに発展する恐れがあります。「勝手に遺品整理をされた」と身内同士で争う原因になりかねませんので、遺品整理の日をきちんと伝えてから作業を始めましょう。相続者や親族が集まりやすい四十九日を目安に遺品整理をするのがおすすめです。
3-2.遺言書やエンディングノートを確認する
遺品整理を始める前に、遺言者またはエンディングノートを確認しましょう。特に、遺言書は法的効力を持っているので、そこに記載されている内容どおりに遺品整理や形見分けを進める必要があります。エンディングノートには法的効力はありませんが、故人の願望や要望が記載されているので、なるべく内容どおりに遺品整理をしたほうが故人の気持ちをくんであげられるでしょう。遺品整理を始める前に、遺言書やエンディングノートがないか調べてみてください。
3-3.形見分け
遺品整理で大切な作業は、形見分けです。遺品の中には、着物・ブランドもの・故人が大切にしていたものなど価値あるものがたくさんあるでしょう。高価なものや手元に残しておきたいものを仕分けるためにも、形見分けは慎重に行う必要があります。誰がどのような遺品を譲り受けるのか、ハッキリとしておかなければなりません。また、故人と親しくしていた友人や知人などが、形見分けを求める可能性もあります。相続者で話し合ってから形見分けを行ってください。
3-4.不用品を処分する
形見分けを行った際、要らないものもたくさん出てくると思います。必要ないものや不用品はまとめて処分しなければなりません。「遺品を処分しても大丈夫なのか?」と不安になりがちですが、遺品は自治体で捨てることができます。ただ、位牌(いはい)や仏壇など捨てづらいものもあるでしょう。それらは供養をしたほうがいいので、神社やお寺などで供養してから処分することをおすすめします。遺品の量が多いほど不用品も大量に出てくるので、負担にならない方法で処分してください。
4.遺品整理業者に依頼する方法も
ここでは、遺品整理業者に依頼する方法とポイントを解説します。
4-1.スピーディーに遺品整理を終わらせることができる
遺品整理業者に依頼する大きなメリットは、スピーディーに遺品整理を終わらせることができる点です。手間と時間がかかりがちな遺品整理でも、プロの業者に依頼することでスッキリするでしょう。遺品整理がつらい作業になってしまう人はもちろんのこと、遺品の量が大量にあるケースでも遺品整理業者に依頼したほうが効率的です。特に、高齢で体力に不安がある方は、無理に自分で遺品整理を行わずに遺品整理業者へ依頼してください。
4-2.遠方からでも遺品整理ができる
故人と離れて生活している方も、遺品整理業者に依頼したほうがいいでしょう。遺品整理をするために、わざわざ帰省する時間がもったいないですし、交通費がかかってしまいます。遺品整理業者の中には、立ち会いが必要ないところもあるので遠方からでも依頼が可能です。きちんと作業しているか不安な方は、ウェブカメラなどで作業が確認できる遺品整理業者に依頼するといいでしょう。
4-3.費用の相場は数万円~
「遺品整理業者に依頼すると高額な費用がかかるのでは……」と費用面で不安になっている方は多いでしょう。遺品整理業者に依頼する費用は、部屋の広さや不用品の量などによって変わります。数万円~が費用の相場ではありますが、作業範囲が広くなるほど数十万円かかる可能性もあるので見積書の内容をしっかりと確認しておかなければなりません。費用の目安が知りたい方は、複数の業者に無料見積もりを依頼してみてください。複数の遺品整理業者を比較することで、費用の相場が把握しやすくなるでしょう。
4-4.悪徳業者に要注意!
遺品整理業者の需要が高まってきている中、不正を働く悪徳業者とのトラブルが多発しているので注意が必要です。たとえば、遺品を雑に扱われたり、大切な遺品を勝手に処分させられたり……いろいろなトラブルが起きています。故人との思い出が詰まっている大切な遺品ですから、なるべく丁寧に扱って作業をしてくれる業者に依頼するのが安心です。どの遺品整理業者に依頼すべきか悩んだ際には、以下のポイントに注目しましょう。
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 遺品整理士が在籍しているか
- サービス内容が充実しているか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- 料金体系が明確になっているか
- 口コミや評判がいいか
- 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
4-5.遺品整理ならゼロプラスへ
不用品の回収・買取、遺品整理を行っているゼロプラスでは、遺品整理の知識を持っている遺品整理士が責任を持って作業を進めていきます。ただ遺品を整理するだけでなく、遺族の意向を大切にしており、供養が必要なものはきちんと供養をしてから処分することも可能です。無料相談にも対応しておりますので、遺品整理でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
5.遺品整理に関してよくある質問
遺品整理に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.つらいときは遺品整理の考え方を変えるべきか?
A.遺品整理に対する考え方を変えるだけで、気持ちが楽になることもあります。たとえば、遺品=生前の記憶というイメージを持たれている方が多いでしょう。そのような考え方では遺品整理をするたびにつらい思いをすることになるため、遺品ではなく「もの」として割り切ってみてください。思い出は心の中に残しておくだけで十分です。思い出は心の中で大切にしまっておき、遺品=ものとして考えながら片付けを進めましょう。
Q.自分で遺品整理を始める際の注意点は?
A.相続の意思がない場合、遺品に手をつけるのはNG行為です。遺品整理をすることは相続の意思表示としてみなされます。そのため、遺品整理をしてしまった場合は、相続放棄ができません。相続の意思がない場合は気をつけてください。また、自分で遺品整理を進める際は、この日までに終わらせるというスケジュールを立てることも大切なポイントです。
Q.遺品整理が遅れるとどうなるのか?
A.賃貸物件の場合は家賃が発生したり、空き家を放置した結果、固定資産税が上がったりする可能性があります。また、遺品を放置しているとゴミ屋敷化し、近所迷惑になる恐れもあるでしょう。ゴミや不用品がたまっては、悪臭・害虫の発生原因になることもあるので早めに遺品整理を行う必要があります。
Q.仕分けを優先したほうがいい遺品は?
A.手元に残しておきたい遺品や、相続手続きが必要になるようなものは早めに仕分けておいたほうがいいでしょう。いわゆる「遺産」と呼べるような財産も遺品になるため、優先的に整理をしておけば作業もスムーズに進められます。遺産は親族トラブルに発展しやすいものですので、相続者や親族と話し合った上で仕分けをするのが理想です。
Q.遺品整理の費用を抑えるコツは?
A.できるだけ、売れるものは買取に出すことです。遺品整理業者の中には、不用品の回収だけでなく買取を行っているところがあります。「遺品は買い取ってもらえるのか?」と疑問を抱く方は多いと思いますが、問題なく再利用できる状態なら買い取ってもらえるケースがほとんどです。買い取ってもらえる遺品が多いければ多いほど、処分費用を抑えることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか? 遺品整理がつらいときは、無理をせずに遺品整理を行っている専門業者へ依頼することを検討してみてください。遺品整理に長けているプロが作業をしてくれるので、時間と手間をかけることなくスピーディーに終わらせることができるでしょう。故人とゆっくり向き合う時間もでき、気持ちも整理できるはずです。ゼロプラスでは遺品整理サービスはもちろんのこと、無料相談も受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。