在庫を買取に出す前に知っておきたいこと! 業者選びの注意点も紹介

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「不要になった在庫を買取に出したいが、どうすればよいのか?」とお困りではありませんか? 在庫が大量に余ってしまうことは、経営者にとって頭を悩ませる大きな問題です。売れ残った在庫を放置することは、会社の経営を悪化させる原因にもなります。買取に出して処分し、お金の流れが悪くならないようにしましょう。

この記事では、在庫を放置するリスクや買取に出す流れ・注意点などを詳しくご紹介します。

  1. 不要な在庫を放置するリスクは?
  2. 買取対象になる在庫の特徴を紹介
  3. 在庫を買取に出す際の注意点
  4. 在庫買取業者を選ぶポイント
  5. 在庫を買取に出す流れは?
  6. 在庫の買取に関するよくある質問

この記事を読むことで、在庫を買取に出すメリットや、買取に出すときまずやるべきことなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.不要な在庫を放置するリスクは?

まずは、在庫を放置することによるリスクをまとめました。

1-1.資金繰りが悪化する

在庫を放置することは企業の資金繰りを悪くします。在庫は企業にとって「資産」であり、在庫を売ることで資金を得ているのです。その在庫が売れずに残るということは、企業に必要な資金が入ってこないということになります。売り上げに変わることがない在庫をいつまでも放置することは、企業にとって大きなリスクになるのです。

1-2.管理するための費用がかかる

在庫を管理するためには費用がかかります。保管するスペースの管理料はもちろんのこと、在庫を管理するための人件費も必要です。売れていく在庫に対して管理費がかかるのは仕方のないことですが、売れない在庫に対して管理費をかけるのはデメリットが大きいでしょう。

1-3.商品価値が低下する

売れないまま在庫を放置すれば、当然のことながら商品としての価値は下がります。特に、賞味期限がある食品などは売りものにならないため、廃棄する必要が出てくるのです。廃棄するためにも費用がかかり、さらに経営を悪化させる原因になってしまいます。

2.買取対象になる在庫の特徴を紹介

買取対象になる在庫には、どのような条件があるのでしょうか。

2-1.きれいであること

目立つ汚れなどがなく、きれいな状態であることは買取の条件として大きいでしょう。再販するにあたって掃除をする手間が省ける分、高価買取につながりやすいのです。また、臭いがひどいものなども買取対象外になる可能性が高いため、買取に出す前に必ずチェックしておきましょう。

2-2.破損や故障がないこと

目に見えて分かる破損がなく、故障していないことも重要な条件になります。特に電化製品は、故障していて正常に動作しないものは買取対象にならない場合がほとんどです。買取に出す前に動作確認をしておくことをおすすめします。

2-3.消費期限まで余裕があること

食品などは、消費期限まで十分な余裕があることや、傷んでいないことも重要です。すぐ消費期限がきてしまうものだと再販できないため、買取を断られてしまう可能性が高いでしょう。

3.在庫を買取に出す際の注意点

在庫を買取に出す際、注意すべきことがいくつかあります。

3-1.在庫の放置期間をできるだけ短くする

在庫を放置する期間が長くなるほど、商品価値は低下していきます。洋服などは流行の影響も大きいため、放置しすぎると買取対象にならない可能性も出てくるのです。在庫の放置期間はできるだけ短くし、買取に出すことを早めに検討しましょう。

3-2.汚れたまま買取に出さない

汚れたままの状態で買取に出すと、査定金額が下がる原因になります。買取に出す前にホコリを取り除いたり拭き掃除をしたりしておきましょう。在庫の素材に適した方法で掃除するよう注意してください。

3-3.買取業者を比較して選ぶ

在庫の買取を行っている業者はたくさんありますが、査定基準は業者によって異なります。そのため、複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較して選ぶのがおすすめです。そうすることで大まかな相場を把握できます。

4.在庫買取業者を選ぶポイント

在庫の買取業者を選ぶ際に知っておきたいポイントをご紹介しましょう。

4-1.信頼できる業者の特徴は?

信頼できる優良な業者には、以下のような特徴があります。業者を選ぶ際の参考にするとよいでしょう。

  • 豊富な実績がある
  • 産業廃棄物収集運搬業や古物商の許可を得ている
  • 相場を反映した金額で買取してくれる
  • 丁寧でスピーディーな対応をしてくれる

4-2.こんな業者には注意!

在庫買取業者の中には悪質な業者も存在するため、十分注意してください。実際に、「依頼していないものまで強引に買取された」「相場よりはるかに安い金額で買取された」などのトラブル例も数多く報告されています。特に、実店舗を持たずにトラック1台だけで営業している業者や、見積書・領収書の発行を拒む業者などは利用しないほうがよいでしょう。

5.在庫を買取に出す流れは?

在庫を買取に出す際の流れについて解説しましょう。

5-1.無料査定を依頼する

まずは、無料査定を依頼しましょう。ホームページのフォームから無料査定の申し込みができるようになっている業者も多いため、チェックしてみてください。

5-2.訪問日時の決定・実際の作業

無料査定の内容に納得できたら、正式に買取を依頼しましょう。訪問してもらう日時を決定し、実際の買取作業を行うという流れが一般的です。

5-3.清算

作業後、買取金額を受け取ります。入金のタイミングは買取業者によって異なるため、事前に確認しておいてください。

6.在庫の買取に関するよくある質問

「在庫を買取に出したい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.買取に出す以外に、在庫を処分する方法はありますか?
A.セールで安く売る・社内販売を行う・仕入れ先に返品するなどの方法があるでしょう。

Q.過剰在庫が発生する原因は何ですか?
A.在庫不足を避けるために多めに仕入れたこと・販売計画に間違いがあったこと・在庫数を正確に管理できていなかったことなどが原因にあります。

Q.一般的なリサイクルショップでも在庫を買取してくれるのでしょうか?
A.在庫の買取を行っているショップもありますが、持ち込みだけ対応している場合や、大量の買取はできない場合も多くなっています。事前に確認しておきましょう。

Q.買取された在庫は、その後どうなるのですか?
A.セール品の商品などとして再販されるケースが多いでしょう。

Q.ほかにも処分したい備品などがあるのですが、どうすればよいですか?
A.不用品の回収と買取を同時に受け付けている業者に依頼するとよいでしょう。買取対象にならないものは回収してもらえます。

まとめ

買取対象になる在庫の特徴や買取に出す際の注意点などを詳しくご紹介しました。不要なった在庫は長期間放置せず、早めに買取に出すのがおすすめです。ぜひこの記事を参考に在庫を買取に出し、企業の経営に悪影響が及ぶのを防いでください。