食洗機の廃棄方法はどうすべきか?買取を利用して処分費用を浮かそう
家事の中で、食器洗いがとても面倒という声は多いです。家族の人数が増えるほど、食器の枚数は増えてしまいます。家事の負担軽減を目的に、食洗機を選ぶこともあるでしょう。しかし、食洗機にも寿命があり、長く使うとトラブルに見舞われることもあります。
「食洗機を捨てたいけれど方法がわからない」「リサイクルできる?」食洗機の廃棄にかんする疑問、とてもよく理解できます。
ものの循環を目的にしたリサイクルが重視されるようになり、食洗機も対象となるのか気になるはずです。使えるものはどんどんリサイクルしていきましょう。
今回は、食洗機の処分やリサイクルについてご紹介します。
この記事を読むことで、食洗機の正しい廃棄方法を知ることができ、リサイクル対象になるかも判断できます。ビルトインタイプなど、捨てにくい食洗機の取り外しについても覚えることができるでしょう。
1.食洗機の処分について
食洗機をどう分別すべきか、自治体のルールや費用について解説します。
1-1.食洗機の種類
食器を全自動で洗う機械を、食洗機と呼んでいます。とはいえ、食洗機は据え置きタイプとビルトインタイプがあり、ビルトインタイプだと取り外し工事が必要になるでしょう。使用年数が長くなり、異音・異臭・動作不良などが起こりやすくなります。使いにくくなったと思ったら、廃棄を検討する時期を迎えている証拠です。
1-2.食洗機は粗大ごみに出すことができるか?
ごみの廃棄でポピュラーなやり方は、自治体の粗大ごみでしょう。費用が安いため、気軽に利用できるメリットがあります。食洗機も粗大ごみとして、自治体に回収依頼を出すことができ、事前に申し込みをしてから捨てるようにしてください。
2.食洗機をごみとせずに処分する方法
状態がいい食洗機なら、買取を利用することも選択肢として用意しておきましょう。リサイクルは環境にも優しいですから、捨てるより再活用する道も視野に入れておいてください。
2-1.食洗機をリサイクルするメリット
中古で食洗機を購入したいという需要はあります。ごみの削減はCO2排出量を抑える意味もあり、環境保護から考えても、積極的にリサイクルを行うべきです。捨てるなら費用負担を余儀なくされます。しかし、売れる食洗機なら費用をかけずに手放すことも可能でしょう。
2-2.食洗機をリサイクルする方法
食洗機のリサイクルは、いくつかの方法から選ぶことができます。
2-2-1.知人に譲る
知人で食洗機をほしいという方がいるなら、譲る方法が最も簡単でしょう。自宅に取りに来てもらうか、譲渡先へ運搬するかで譲るようにしてください。譲渡費用にかんしては、相談して決めることもできます。
2-2-2.リサイクルショップに買取依頼をする
家電製品全般にいえるのは、製造から5年以内であることを買取条件にしていることです。5年を過ぎたころから、家電製品は何らかの異常が起こりやすくなるため、リセールすることが難しいとされています。
リサイクルショップの買取価格は査定を見てから、売り先を決めるといいでしょう。食洗機の買取強化をしているショップなら、売りやすいということを覚えておいてください。
2-2-3.不用品回収業者に回収依頼をする
不用品回収業者は、買取と回収の両方を手がけています。査定してもらい、売れるかどうかを判断してもらうといいでしょう。自社でリサイクルショップを運営している不用品回収業者は、買取後の販売ルートをしっかり確保しています。不用品回収だけを請け負う業者より、値段もつきやすいです。不用品回収業者で買い取りできないなら、そのまま処分を依頼することもできます。一石二鳥のシステムです。
2-2-4.オークションでリセールする
オークションを利用したことはありますか?インターネットでの中古家電製品ニーズは幅広く、あらゆるものを探すことができるのです。自分で希望価格や即決価格などの設定もでき、安全な取り引きのために入札制限を設けることできます。ほしい人とうまくマッチングした場合、リセールが成立するでしょう。ただし、食洗機の状態を伝えにくいため、売買成立後にクレームが発生する場合もあります。
デメリットは、買い手が決まらないリスクがあるということです。需要がない場合は、いつまでも手元に残ってしまい、ほかの方法で処分しなければなりません。
2-3.食洗機のリサイクルでの注意点
食洗機は、きれいな状態であることが重要視されます。汚れ・ごみ・キズなどは避けられるため、清潔を維持して使ってください。リサイクルに出す前に十分メンテナンスを行い、査定額がアップするようにひと工夫しておきましょう。
特に、オークションでのリセールはトラブルが多いです。こんな状態なら買わなかったなど、買い手が不快な思いをしないように、美品をリセールに出すことを意識してください。
3.不用品回収業者に食洗機の回収を頼むなら?
独自の販売ルートを持っている不用品回収業者では、食洗機をはじめとする家電製品全般の買取を行っています。回収方法も手軽で便利と評判が高く、買取を依頼したいなら見積もりを出してもらうといいでしょう。
3-1.不用品回収業者による食洗機買取のポイント
買取にはコツがあり、主要メーカーかつ高機能な食洗機は買い取ってもらえる可能性が高いです。
3-1-1.不用品回収業者が買い取りできる食洗機
買い取ってもらえる食洗機は、故障やトラブルがないことが前提で、なるべく新品に近いものです。使用回数が少なく、衛生面での問題もクリアできる食洗機に限ります。
製造から3年以内と高年式であるほど、高値になりやすいでしょう。節水機能を備え、場所を取らないタイプが人気です。
3-1-2.不用品回収業者で買い取ってもらえない食洗機
壊れているものは買い取りできません。しかし、処分することは可能です。製造から5年以上経過し、修理部品がないようなものも買い取り対象にはならないでしょう。水漏(も)れがないかも確認してください。汚れがひどいものは、処分となります。
3-2.食洗機の高額査定について
食洗機は清潔が第一です。目立つ汚れは徹底的に落とし、ほこりなども丁寧に取り除いてください。取り扱い説明書や付属部品も添え、すぐに使える状態で引き渡すことができるなら、高額査定になる可能性も高いでしょう。高額査定になりやすいのは、パナソニックの食洗機です。人気メーカーであり、高年式であることが相場より高く売るコツになります。
3-3.食洗機の回収料金
回収業者の費用は、食洗機1つあたり1,500円~というのが一般的です。回収費用のほかに、運搬基本料金を設定している場合があり、3,150円前後かかることを想定しておいてください。不用品回収業者では、日用品から大型家具まで回収を手がけています。ほかにも処分したいものがあるなら、運搬基本料金の支払いが1回で済むため、同時に引き取りをしてもらうとお得です。
3-4.不用品回収業者による食洗機の回収方法
不用品回収業者の回収方法はとても柔軟です。ご自身で回収業者へ持ち込みもできます。便利なサービスは、出張買い取りです。1点でも対応してもらえ、都合のいい日に自宅引き取りをしてくれます。設置したままでも問題ありません。取り外しが必要なビルトインタイプの場合、事前に相談しておくようにしてください。
3-5.食洗機の不用品回収業者にかんする注意点
食洗機の処分には、産業廃棄物収集運搬業の許可が必要です。リセールを目的に買い取りする場合、古物商の許可を受けなければなりません。許可を受けずに営業するのは、違法です。処分してもらえるならどこでもいいというわけにはいきません。自分の使っていた食洗機が不法投棄される危険性も考え、きちんと許可を受けていることを確認してください。
4.食洗機の処分やリサイクルにかんしてよくある質問
食洗機の処分は、何かとわからないことも多いですよね。不明点はよくある質問で解決してください。
4-1.食洗機を取り外したい
据え置きタイプの食洗機は、水道から分岐栓でつながっています。分岐栓を回して止水し、ゆっくり接合部分を引き抜いてください。押しながら引き抜くタイプもあります。ご自身で難しい場合は、業者に依頼して取り外してもらうといいでしょう。
4-2.ごみ袋に入らない場合は粗大ごみになる?
食洗機を燃えないごみに分別している自治体もあります。しかし、ごみ袋に入らない大きなものは、粗大ごみとして申請してください。迷う場合は、自治体へ確認するといいでしょう。
4-3.食洗機のキズは影響する?
食洗機内部のキズは、雑菌が入り込みやすいため、査定額に影響することがあります。やはり、キズがないきれいなものを探したいというニーズがあり、不用品回収業者でも査定時に気にするポイントです。
4-4.食洗機の回収を依頼する不用品回収業者はどう選ぶ?
無料見積もりを活用し、複数の回収業者を比べてみましょう。中には、見積もりを出したら、その場で回収しないといけないと訴える回収業者もいます。急いで決めるよう促す回収業者は、自社の見積金額に自信がない証拠です。ほかと比べられ、キャンセルされるのを恐れるのでしょう。
ビルトインタイプだと、取り外しができる回収業者を選ぶと便利です。別途工事会社を手配する必要がありません。インターネットのクチコミで調べる方法もおすすめです。回収業者のホームページには、利用者の声が記載されていることがあります。ぜひ目をとおしてみてください。
5.まとめ
いかがでしたか?食洗機の処分は、自治体のルールで捨てることができます。高年式で人気機種の場合、高額買取できる可能性も高いため、査定を受けてみるといいでしょう。処分するとお金がかかります。買い取りできるものはリサイクルサービスを利用し、処分費用をかけずに済むように廃棄すればお得です。なるべくきれいにしてから査定を受け、高額買取を目指しましょう。