布団を処分する方法とは?再生法とともにご紹介します。

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布団

どのご家庭にも必ず一組はある布団。家族構成が変われば、新たに必要になったり不要になったりするでしょう。
そこで、今回は不要になった布団の処分方法や再利用の仕方をご紹介します。
かつて布団は財産として扱われてきました。ですから、使わない布団が押し入れにぎっしり、というお宅もあるでしょう。
布団は時間がたつほど劣化していきます。
ですから、使わない場合は早めに処分した方がよいのです。
家に使わない布団がたくさんあって困るという方は、ぜひこの記事を参考に処分してください。

  1. 布団は何からできているの?
  2. 布団は何ゴミ?切れば可燃物になるって本当?
  3. 布団がたくさんある場合はどうしたらいいの?
  4. 布団の再利用法とは?
  5. 不要な布団は早く処分しよう
  6. おわりに

1.布団は何からできているの?

かつて、布団の中身は綿が大半でした。
今でも、敷き布団の中身には綿が使われていることが多いです。
しかし、かけ布団の中身は綿のほかに、羽毛、羊毛、化繊とさまざまでしょう。
何が入っているかは布団のタグを見れば確認できます。
タグが取れてしまったという場合は、重さで確認しましょう。
重い布団の中身は綿の可能性が高いのです。
軽くてごわごわしているのが化繊、羊毛は羽毛よりも若干重く、薄いでしょう。
しかし、どれも可燃物であることには変わりありません。

2.布団は何ゴミ?

布団は可燃物です。
ですから、ベビー布団のような小さいものでしたら可燃物として出してもよいでしょう。
しかし、シングルサイズの布団は多くの自治体で粗大ゴミに分類されます。
粗大ゴミというとタンスやつくえなどの大型家具をイメージされる方が多いですが、布団も大人の身長くらいはあるのです。
ダブルサイズの布団ならば横幅も広いでしょう。
ですから、たためば小さくなるとはいえ分類上は粗大ゴミになります。
不明な場合は、自治体に問い合わせてください。
ホームページにゴミの分類が載っていることもあります。
有料の場合は、指定された方法で料金を払って捨てましょう。
ひもで小さくまとめれば、女性でも出しやすいです。

3.切れば可燃物になるって本当?

布団を小さく切ってビニール袋に詰めれば、可燃物として出せます。
ただし、布団を小さく切るのは思っている以上に難しいでしょう。
まず普通のはさみでは布団が切れません。
裁縫用の裁ちばさみが必要です。
また、羽毛布団を不用意に切れば部屋中に羽毛が飛び散ってえらいことになるでしょう。
ですから、小さく切れる布団は綿や化繊の布団だけと考えてください。
また、粗大ゴミの処分にかかる費用は数百円です。
時間をかけて布団を切り刻んでも、数百円の特にしかならない場合はいさぎよく粗大ゴミに出した方がよいでしょう。

4.布団がたくさんある場合はどうしたらいいの?

布団がたくさんあり一度では出し切れないという場合や、事情があってすぐにたくさんの布団を処分したいという場合は、不用品回収業者を利用しましょう。
不用品回収業者とは、家庭から出るゴミを有料で回収してくれる業者のことです。
早ければ、依頼をしたその日に見積もりを出して回収しにきてくれます。
家まで取りに来てくれますので、重い思いをして布団をどこかに持っていく必要はありません。
また、回収費用は業者や布団の量によって違います。ですから、必ず見積もりを取りましょう。
そうすれば安心です。
なお、3月~5月のゴールデンウィークまでは、引越しシーズンですから回収業者も忙しいでしょう。
ですから、余裕を持って依頼してください。
布団だけなら、びっくりするほど高額な回収料を請求されることはまずありません。

5.布団の再利用法とは?

まだ使える布団が不要になった場合や、布団がへたってきたけれどまだ使いたいという方もいるでしょう。
そこで、この項では布団の再生法や再利用法をご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。

5-1.布団の再生法とは?

羽毛布団や綿の布団は再生ができます。
羽毛布団は中の羽毛を洗濯して、羽毛を補充するのです。
綿の布団の場合は「打ち直し」という作業を行います。
この「打ち直し」は、昭和30年代までなら、どのご家庭でも自宅で行っていました。
しかし、現在は打ち直しができる方はほとんどいません。
ですから、業者に依頼するのが一般的です。
この打ち直しや羽毛布団の再生には、新しい布団がもう一組買えるくらいの値段がかかります。
ですから、嫁入り道具としてあつらえてもらった布団など、元値が高い布団や思い出があってどうしても捨てたくない布団だけ打ち直しなどに出しましょう。
なお、化繊の布団は打ち直しなどができません。
ですから、使わなくなったりへたってきたりしたら処分しましょう。

5-2.布団の再利用法

かつて布団は高価なものでしたので、中古品として売ることもできました。
しかし、現在では中古の布団はほとんど需要がないでしょう。
ですが、布団の寄付を受け付けてくれるところもあります。
福祉施設などは布団の需要も高いですが、受け付けていない場所にいきなり持っていってはいけません。
必ず電話で問い合わせて、許可が出たら持っていったり郵送したりしましょう。
その際、カバーは取り外して天日に干してから梱包(こんぽう)すると、相手も助かります。
なお、布団を宅配便で送る場合は引越しに荷物扱いになることも多いです。
送料がかなりかかりますので、できれば近場に寄付した方がよいでしょう。
なお、ベビー布団は中古でも需要がありますので、インターネットオークションなどに出してみてもよいですね。

6.不要な布団は早く処分しよう

布団の材料である羽毛や羊毛、綿、化繊はダニやカビが繁殖する絶好の場所です。
使わない布団を押入れに何年もしまいっぱなしにしていると、あっという間にカビが生えてしまうでしょう。
それをそのままにしておくと、部屋中にカビの胞子が飛び散ります。
また、古い布団はよいものでも重いです。
特に、綿の布団はいくら上等なものでも羽毛の倍くらいの重さがあるでしょう。
ですから、年を取るにつれて古い布団は使いにくくなります。
昔は財産でも、居間の布団は消耗品くらいに考えておいた方がよいでしょう。
ちなみに、羽毛布団の寿命は10年といわれていますが、丸洗いをしたり羽毛を補充したりすれば、倍くらいは使えます。
また、布団にカビが生えてしまったという場合はかけ布団ならば、コインランドリーで漂白剤を入れて洗濯してみてください
。取れる可能性があります。

7.おわりに

いかがでしたか?今回は布団の処分方法や再利用の仕方をご紹介しました。
昔は、家に親戚などを止める機会も多く、家族の分に加えて2~3組客用布団がある、という家も多かったのです。
しかし、今はホテルもたくさんありますし、レンタル布団も利用できます。
ですから、古い布団はもったいないですが処分しましょう。
寄付される方も何年も押し入れにしまいっぱなしだったかび臭い布団など、もらっても困ります。
寄付は、不用品を押し付けるものではないのです。
また、布団はフリーマーケットやインターネットオークションでも売れにくい品物。
ですから、もったいない気持ちはわかりますが、引き取り手がない場合は、いさぎよく処分してください。
なお、マットレスも粗大ゴミ扱いになりますので、布団と同じように捨てましょう。
かさばりますが軽いので、女性でもゴミ捨て場まで位ならば持ち運べます。
スプリング入りマットレスは多少重くなりますので、複数で運んでください。