物を減らす方法を知りたい方必見!物を減らす効果と方法教えます。
最近、注目されているのが「物を持たない暮らし」です。不必要な物であふれかえった生活よりも、本当にお気に入りの物だけに囲まれてシンプルに暮らしたい…と考える人が多くなってきたのでしょう。持たない暮らしはどのようにすればスタートできるのか…ここでは、持たない暮らしのメリットや物を減らすポイントなどをご紹介しましょう。
1.物を持たない暮らしのメリット
今、注目を集めているのが物を「持たない」暮らしです。2010年の流行語にも選出された「断・捨・離」が一般に浸透して以来、物をたくさん所有する生活よりも、物を持たない生活のほうが支持されています。中でも、注目を集めているのが「ミニマリスト」というライフスタイルです。身の回りの所有物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人々のことを指します。ミニマリストなライフスタイルは、若い世代を中心に共感を呼んでいるのです。「持たない暮らし」には、どのような効果やメリットがあるのでしょうか。
1-1.部屋がきれいになる
できるだけ、無駄な物を持たない…と決めると、自然に衝動買いをしなくなります。また、今まで持っていた無駄な物を処分すると部屋も広くなるのです。物が無くなってスペースがあくと掃除もしやすくなります。こまめに掃除をするようになるので常にきれいな状態をたもてるのです。
1-2.整理整頓が楽になる
家具・洋服・食器・書籍など、身の回りの物を極限まで減らすと当たり前ですが整理整頓が楽になります。どこに何があるか把握しやすくなり「あれはどこにしまったっけ?」と探す無駄な時間も少なくなります。
1-3.部屋があかぬける
洋服店や雑貨店などでは、ゴチャゴチャと物が積み重なっている店よりも、物が少なく空間が広い店のほうが「センスがいいな」と感じませんか。
たとえば、飾り棚にギチギチに物を並べるよりも1〜2個雑貨を置くだけで余白をいかしたほうがオシャレに見えるのです。いろいろな物をたくさん並べてもなおかつセンスよくみせるには高度なテクニックが必要になります。インテリアセンスには自信がないという人ほど、物を減らすほうがおすすめです。
1-4.お金がたまる
「持たない暮らし」を実践すると、部屋も片付くので生活も快適になります。そして、物が増えるのがいやになるので自然に衝動買いもしなくなるのです。
今までは欲望のおもむくままに買っていた物でも、購入する前に「本当に必要な物か?」と考えるようになります。お金を使う機会も減るので、当然その分お金がたまるようになるのです。
1-5.部屋にいるのが楽しくなる
きれいに片付いた部屋は快適です。今までは、週末になると外出していたという人が物を持たない暮らしに変えたところ、部屋が快適なので読書や映画・音楽鑑賞など部屋で過ごすことが多くなったといいます。きれいに片付いた空間で、ゆったりとした時間を過ごすことは精神的に豊かになれるのです。
1-6.いつでも友人・恋人を招ける
部屋が物であふれているために、掃除や片付けが大変でなかなか友人や恋人を部屋に招けないという人は少なくないようです。物を持たない生活は、部屋が広く見え片付けるのも楽なので人を招きやすくなります。
2.物を減らすためのポイント
家の中にあふれている物を減らすには、どのような方法があるのでしょうか?
2-1.物を買わない・もらわない
当たり前のことですが、まず、無駄な物は買わないようにしましょう。また、サービス品や試供品などついもらってしまうという人は、物をもらわない習慣を身に付けてください。
2-2.定期的に物を処分する
1〜2週間に1度など、サイクルを決めていらない物を処分しましょう。今週はキッチン、来週はクローゼットなど順番を決めて、徹底的にその場所にある不用品を処分します。また、ダンボールなどで「保留箱」を作って、捨てようかどうしようか迷った物は1度その中に入れましょう。箱がいっぱいになるほどたまったら、もう1度見直すのです。間を空けると判断がしやすくなります。
2-3.収納家具やケースを減らす
不用品の仕分けをしていたら、収納ケースが空っぽになった…ということは意外と多いものです。あいた収納ケースにまた何か別の物を入れるのではなく、思いきって収納ケースを処分してみましょう。
収納するスペースがあればあるほど物は増えてしまいます。収納スペース自体が無くなれば、自然と物を増やさないようにしようと心がけるようになるのです。
2-4.1つ物を増やしたら1つ減らす
自分で「物を1つ増やしたら1つ減らす」というルールを決めてください。
- 洋服を1枚買ったら着ていない洋服を1枚処分する。
- 本を1冊買ったら読み終わった本を1冊売却する。
- 1枚のDMをとっておくならいらないDMチラシを1枚捨てる。
このようなルールを徹底的に守るようにすれば、物は増えません。また、何かを買おうかなと思ったとき「買ったら何か1つ捨てなければ」と考えると、特に捨てる物はないので買うのをやめておこう…とブレーキがかかります。
3.不用品の処分方法
「持たない生活」を始めるには、まずは部屋中の物を「必要な物」と「不用品」に分け、不用品を処分することが大切です。たくさん出た不用品はどのように処分すればいいのでしょうか。
3-1.自治体のゴミに出す
自治体の燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミなどに分別して処分しましょう。大きめの物は粗大ゴミになるので、お住まいの自治体のホームページなどで「何が粗大ゴミに該当するのか」を調べてください。
また、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機などは家電リサイクル法により、粗大ゴミには出せません。リサイクル料金を払い自治体指定の場所に持ち込むか、家電販売店に引き取ってもらいます。
さらに、パソコンもメーカーによる自主回収・リサイクルが義務付けられているのです。メーカーに回収してもらうかパソコン回収業者に依頼してください。
3-2.リサイクルショップなどに売る
まだ着ることができる洋服、使える日用品などをまとめてリサイクルショップに持ち込んで売却する方法もあります。また、書籍やCD、DVDなどは専門の買い取りショップがあるので売却してもいいでしょう。
3-3.不用品回収業者に依頼する
家具・家電・収納ケース・日用品など不用品が大量に出た場合、ゴミの分別をしてから運ぶのは大変でしょう。そこで、便利なのが不用品回収業者にまとめて処分を依頼する方法です。自宅まできて、分別、袋詰め、運び出しまですべて会社のスタッフが行ってくれるので助かります。事前に見積金額を教えてくれる料金体系が明確な業者なら安心でしょう。
素早くすべての不用品を回収してもらえるので、「物を持たない生活」をすぐにでもスタートできるのもメリットです。買い取り可能な物は買い取ってくれたり、パソコンのデータ消去サービスも請け負っている業者なら、あれこれ手配しなくても1度で片付きます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。どのようにしたら、物を持たない生活を始められるのか、また、物を持たない生活がいかにメリットがあるかをおわかりいただけたかと思います。
物をたくさん所有していると、気分が満たされるように感じますが実は無駄な生活を送っているのです。衣類にしても日用品にしても、家に所有しているうちの半分は使っていない…という人も多いのではないでしょうか。いつかは使うかも…と何でも物をとっておくと、空間がどんどんふさがってしまいます。
本当に自分にとって必要な物、自分が気に入った物だけを置くようにすると、部屋にもスペースが生まれるので掃除もしやすくなるのです。掃除の行き届いた空間での生活になれると、物が増えることがいやになるので自然に衝動買いも抑えられお金もたまります。
物に支配されている生活から、物を持たない生活へとライフスタイルを変えてすっきりとした人生を送ってみましょう。