整理整頓したい人集まれ!「できない」から「できる」に変えるコツ
整理整頓ができない人は、年々増加傾向にあります。整理収納アドバイザーと呼ばれる人が活躍するほど片付けに抵抗がある人がいるのです。苦手意識がある人は、今回紹介する整理整頓に関するコツをチェックして掃除「できる」人になりましょう。
- 整理整頓の基礎知識
- 整理整頓と共にものを捨てる
- 場所ごとの整理方法
- 整理整頓のコツ
- 整理整頓しても捨てられないものの処分方法
- 整理整頓の役立ち情報掲載書籍・ブログ
- 整理収納アドバイザーの力を借りて整理整頓
- 整理整頓でよくある質問
この記事をチェックすれば、整理整頓に関する基本知識が身に付きます。
1.整理整頓の基礎知識
1-1.整理整頓の意味
整理整頓をするのは、部屋を使いやすくするためです。部屋が汚れた状態では、どこに何があるのかわからず仕事の効率も下がります。また、朝の出掛ける前にサイフ・携帯電話などものを無くして困るものです。
部屋が片付いていると気持ち的にリフレッシュする効果があります。ベッドの上が汚いと落ち着いて寝ることもできません。床の上にものが多くあると、足の踏み場も無くて困ってしまいます。こうした状態にしないためにも、部屋の掃除は必要です。
1-2.整理整頓が苦手な人の特徴
整理整頓が苦手な人は、注意力がない人となります。注意力が無いと片付けに集中できません。また、計画性が無い人も片付けが苦手です。バーゲンや思い付きでものを買い、部屋にどんどんものをためこめます。
整理整頓できないときは、苦手意識だけでなく心理的に落ちていることも考えられるのです。仕事のことや両親との死別、体調などが原因に挙げられます。そのまま放っておくと、部屋の汚れと精神的苦痛が進行して悪循環に陥るのです。
1-3.整理整頓の基本
整理整頓の基本は、ものを減らすこと。ものを減らしていくことで、自分にとって本当に必要なものを考えることが重要です。
同時に、ものの定位置を決めましょう。鍵や携帯電話、サイフなどの置き場所を決めていきます。場所が決まることで、自然と部屋の形ができてくるのです。
2.整理整頓と共にものを捨てる
2-1.整理の方法
整理整頓する中で、不用なものを捨てていきましょう。賞味期限が切れているものや破れている、壊れているものは、どんどん捨てていきます。
その次に、日常生活で1年以上使っていないような衣類、装飾品なども捨てましょう。生活に必要ないものは、部屋の中にあってもごみです。特に、同じような衣類で着ていないものは捨てていきましょう。同じように、生活の中で必要ないものも捨てていきます。
2-2.不用なものの捨て方
整理する中で、ごみと明確にわかるものはごみ袋へ入れていきましょう。ごみも可燃ごみと不燃ごみ、ペットボトル、雑誌類、粗大ごみと大きく分けておきます。粗大ごみは、家電や家具など大き目のごみです。
衣類や装飾品で悩むものは、いちど段ボールなどに入れておきましょう。すぐに捨てる必要はありません。3日ほど経過した後、再び整理しましょう。
3.場所ごとの整理方法
3-1.部屋
部屋の中で整理するときは、まず床にものが散らかっているものをまとめます。その後、それぞれしまうべき場所ごとに分けましょう。
本は本棚、服はクローゼットなどものには収納する場所が決まっています。散らかっているものを分けるときは、段ボールなどにいちど入れておくのでOKです。
段ボールに入れたものは、後日必ず指定の場所へ整理していきます。このとき、本棚などがいっぱいのときはものを減らしましょう。必要なものだけ残していくのがコツです。
3-2.倉庫
倉庫には、たくさんの不用品が入っています。1年以上使っていないものは、基本的に捨てましょう。家電や家具などは、不用品回収業者などに依頼して引き取ってもらうのがおすすめです。買い取り・回収ともに相談に乗ってくれます。
倉庫には、思い出の品なども含まれているでしょう。大事なものは、とっておいて大丈夫です。倉庫の中を7~8割ぐらいの量に調整するのがコツ。
3-3.机
机の上には、書類などが散乱しているかと思います。書類は、まず必要なものと不必要なものに分けましょう。お金・仕事関係など整理していきます。整理したものは、クリアファイルなど分かりやすい形で整理しましょう。シールなどで名前を書いて分類しておくと便利です。
机の上には、必要でないチラシなどもあるかと思います。いらないチラシなどはすぐに捨てましょう。取っておいても見ることはないです。
ホッチキスやハサミなどの文房具が机上にある場合は、それも分けて整理収納していきます。小さ目のクリアボックスや棚に入れていきましょう。
3-4.キッチン
キッチン周りでは、各収納スペースの広さを考えて調理器具を入れていきます。フライパンや鍋、調味料はシンク下に入れていきましょう。シンク下の空間が縦に広いときは、棚やボックスを使って整理しやすいようにするのがコツです。フライパンを重ねたり、鍋のフタを逆さにして土台にしたりすることで収納できます。
調理台には菜箸(さいばし)やおたまなど、調理時にすぐ取り出したいものを入れていきましょう。小分けにしたいときは、プラスチック製の仕切りで分けていきます。
吊り戸棚には、軽めの調味料や普段使わない調理器具を入れていきましょう。いつも使うものを入れてしまうと、出し入れが面倒になってしまいます。
4.整理整頓のコツ
4-1.自分にあった整理のルールをつくる
整理に慣れてきたら、自分だけの整理のルールを作っていきましょう。整理のルールは何でも構いません。
- 1週間悩んだら捨てる。
- 1日1個はものを捨てる。
- 帰ってきたら10分だけ掃除する。
- クローゼットを季節ごとに整理する。
このようなルールを守るようにします。自分で作ったルールを守ることで、整理整頓への苦手意識を克服していく効果があるのです。
4-2.チェックリストをつくる
整理するときは、自分でチェックリストを作りましょう。このチェックリストは、自分が整理したい場所をリストアップしたり、整理したい品目を書いたりします。自分で整理したいことをアウトプットすることで、目標が具体的になるのです。その結果、自然と整理へのモチベーションが上がります。
- 整理したい場所…部屋・キッチン・机・オフィス・倉庫など
- 整理したいもの…服・本・書類・写真・ケーブルなど
整理する前にしっかりメモしておきましょう。
4-3.整理に役立つおすすめグッズ
整理のときに用意しておきたいのは段ボールです。自分が悩んだものを入れておくことができる上、一時的なごみ箱にもなります。整理する前に用意しておきましょう。
5.整理整頓しても捨てられないものの処分方法
5-1.リサイクルショップの利用
捨てることに抵抗があるバッグや衣類は、リサイクルショップにて処分しましょう。「誰かに使ってもらえる」と考え直すことで、心理的にも軽くなります。
しかし、あまりに汚れている・年代が古いものは値が付かない可能性があるもの。その点を踏まえた上でリサイクルショップへ持って行きましょう。
5-2.ネットオークションの利用
まだまだ使える家電などは、ネットオークションに出せば売れることがあります。また、ブランドもののバッグなども買い手が見つかることがあるのです。
ネットオークションに出せば、一般のリサイクルショップよりも高値が付くことがあります。しかし、確実性がないのがデメリットです。
5-3.回収業者の利用
ごみの処分と買い取りを同時にしたいときは、不用品回収業者に依頼しましょう。不用品回収業者に依頼すれば、ごみを自宅まで回収に来てくれます。また、日時指定もできるので自分のタイミングで捨てられるのもメリットです。
不用品回収業者では、不用品の買い取りもしています。リサイクルショップでは値が付かないものも、業者ならば買い取ってくれることもあるので依頼してみましょう。
6.整理整頓の役立ち情報掲載書籍・ブログ
6-1.収納上手にならなくてもいい片づけのルール
「収納上手にならなくてもいい片づけのルール」は、実際に片付けをしている人がやっているルールをまとめた本になっています。簡単なものが掲載されていますので、とにかく整理整頓したい人におすすめです。
- 筆者:成美堂出版編集
- 出版社:成美堂出版
6-2.すっきり!幸せ簡単片づけ術
「すっきり!幸せ簡単片づけ術」は、タイトルにあるように「簡単」であることをモットーにしています。片付けで難しいのは、整理整頓した後にも「継続」して状態を維持すること。この書籍では、片付け後についてしっかり書かれているのが特徴です。
- 筆者:ごんおばちゃま
- 出版社:イースト・プレス
6-3.たった1分で人生が変わる片づけの習慣
「たった1分で人生が変わる片づけの習慣」は、片付けをする上で大事になってくる考え方や基本、コツをしっかり書いています。さらに、片付けを習慣にするための方法も掲載しており、整理整頓が苦手な人をしっかりフォローする1冊。
- 筆者:小松易
- 出版社:KADOKAWA/中経出版
6-4.好きなものと一緒に、スッキリ気持ちよく暮らす。
「好きなものと一緒に、スッキリ気持ちよく暮らす。」というブログは、筆者が実際にやってみた断捨離を中心に掲載しています。整理後の画像なども持っているため、参考にしてみるといいでしょう。
http://neena0611.blog.fc2.com/
6-5.整理収納レシピ。
最後に紹介するブログは「整理収納レシピ。」です。タイトルにあるように整理収納術をたくさん掲載していると共に、ものを手放すための情報も掲載しています。それ以外にも筆者自身の日常も書かれており、息抜きに読んでみるのもいいでしょう。
7.整理収納アドバイザーの力を借りて整理整頓
現代では、整理収納アドバイザーと呼ばれる人がいます。整理収納アドバイザーとは、部屋の片付けをできない人と一緒に掃除や整理の手伝いをする人です。
整理収納アドバイザーの人に対して、掃除が苦手な人は「とにかく捨てる人」というイメージを持っているでしょう。しかし、本物のアドバイザーはとにかく捨てることをすすめません。まずは、どうして部屋が片付けられないのか考えます。
どうしても部屋を掃除できない人は、アドバイザーの人を頼っているのもいいでしょう。ブログやアドバイザー専用のホームページからメッセージなどで相談できます。
8.整理整頓でよくある質問
Q.回収業者が回収・買い取りできないものは?
A.回収業者に掃除やごみ処分を依頼する場合、生ごみや生き物は処分できません。また、危険物や法律に触れるものは処分できないのを知っておきましょう。家電・家具などは製造から7年以内のものが対象となります。5年以内の製品であれば高価買い取り対象です。
Q.作業に立ち会うことはできますか?
A.不用品回収業者に自宅まで来てもらったときは、作業に立ち合うことができます。自分が捨ててほしくないものがあれば、現場に立ち合って細かく指示しましょう。
Q.どうしても片付ける気になれないのですが・・・。
A.片付けに対してどうしてもポジティブになれないときは、ものを動かすことを意識します。不要なものがたまると、運気も下がる傾向にあるもの。そのため、不要なものを処分して運を「動かす」ことを意識しましょう。
Q.片付けた状態を維持するには?
A.整理整頓した後に大事なのは、ちょっとした悪い変化を受け入れないことです。部屋がきれいになると、ちょっとしたごみが気になるもの。そのごみをそのまま放置しないようにしましょう。ごみを許してしまうと、あっという間に元通りになります。
Q.部屋が汚れだしたときは?
A.部屋がまた汚れだしたときは、思いきって模様替えをしましょう。模様替えで家具などの配置を換えると、自然と部屋によって不用なものが見えてきます。また、イメージが変わることで部屋に対する興味も再び湧き上がるのです。
まとめ
この記事では整理整頓についてまとめました。整理整頓するのは、部屋の中であなたの生活環境を確立するために必要です。ごみだらけの部屋では、リフレッシュすることができません。
また、ものを無くしやすくなるので経済的にもデメリットです。整理整頓するためには、ものの定位置を決めることが大切になります。整理しながら自分に必要なものを見定め、不用なものを処分していきましょう。