粗大ゴミを一人で運べないときの処分方法とポイントをお教えします!
冷蔵庫・洗濯機・ダイニングテーブル・ソファーなどの粗大ゴミは、一人で運べないサイズと重量なので処分に困るものですよね。無理に運ぼうとすると、誤って転倒し大ケガをする恐れがあります。一人で運べない粗大ゴミを、時間と手間をかけずに処分する方法はあるのでしょうか。
本記事では、粗大ゴミを素早くかつ安全に処分する方法とポイントを解説します。
この記事を読めば、一人で運べない粗大ゴミの処分方法とポイントが分かります。
1.粗大ゴミの捨て方は?
まずは、代表的な粗大ゴミと捨て方について解説します。
1-1.一辺30センチ以上のもの=粗大ゴミ
一般的に、粗大ゴミといわれるものは一辺が30cm以上のものと、多くの自治体で決められています。中には、一辺が40cm以上とサイズが変わる地域もあるため、事前にホームページや掲示板などで地域の指定を確認してください。また、主な粗大ゴミには、以下のようなものがあります。
- ソファー・テーブルなどの大型家具
- 布団や毛布などの寝具類
- 冷蔵庫・洗濯機などの大型家電
- 自転車
- ガステーブル・オーブン一体型など
- 食器洗い乾燥機
- 扇風機・掃除機・布団乾燥機
- 湯沸かし器
- ミシン・編み機
1-2.主な処分方法は3つ
粗大ゴミの主な処分方法は、自治体回収・リサイクル・ネットで売却の3つの方法があります。まず検討するのは自治体回収でしょう。自治体回収の場合は、事前申し込みをした上で、回収日までに指定場所へ運搬する方法が一般的です。しかし、一人で運べない粗大ゴミの場合は、危険なので無理をしないようにしてください。ほかの処分方法に関しては、後ほど【2.粗大ゴミを一人で運べない場合の対処法】で詳しく説明します。
1-3.リサイクルが推奨されている
家電類の廃棄は埋め立てがほとんどで、増加する廃棄量に土地が追いついていません。また、二酸化炭素の発生など地球温暖化への影響も懸念されているため、粗大ゴミのリサイクルが推奨されています。特に、レアメタルなど貴重な資源が含まれている家電類は、再資源化のための家電リサイクル法が制定されるほどです。
2.粗大ゴミを一人で運べない場合の対処法
粗大ゴミを一人で運べない場合の対処法をいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてください。
2-1.分解する
分解できる家具の場合は、組み立て前の状態に戻し処分する方法が選択できます。分解すれば、燃えるゴミまたは燃えないゴミとしての処分が可能なので、粗大ゴミとしての処分費用もかかりません。また、一人で運ぶこともできるので一石二鳥です。ただし、金属などが使われている家電や組み立て式でない大型家具などは、無理をして分解するとケガの恐れもあります。ノコギリや工具、分解する場所や体力なども必要になるため、自分でできる範囲で分解しましょう。
2-2.リサイクル業者や専門買取店に依頼する
まだ、正常に使える状態なら、リサイクル業者や専門買取店に売る選択肢があります。買取可能になれば、処分費用をかけずに手放すことができるでしょう。もちろん、出張買取を行っている業者に依頼してください。一人で運べなくてもスタッフが家で査定を行います。その場で現金化できるのも大きなメリットといえるでしょう。ただし、運搬費用が請求されるため、依頼前に手数料の有無を確認しておかなければなりません。後で、「聞いていなかった」ということにならないためにも、確認が大切です。
2-3.不用品回収業者へ回収してもらう
出張回収を行っている不用品回収業者へ依頼するのも方法の1つです。回収業者の多くは、出張・持ち込み・宅配回収の3つの方法を用意しています。一人で運べない粗大ゴミは、出張回収を活用しましょう。また、回収業者の中には、不用品の回収だけでなく買取を行っているところがあります。高く売れる粗大ゴミもあるため、1度査定に出してみてください。たとえ、買取不可になったとしてもそのまま処分してもらうことができ、無駄な時間と手間が省けるでしょう。
2-4.引っ越しの場合は引っ越し業者へ
引っ越しの際に、粗大ゴミが出た場合は、引っ越し業者へ回収を依頼するといいでしょう。引っ越し業者によっては、粗大ゴミをはじめとした不用品の引き取りサービスを行っているところがあります。引っ越しと同時に処分できるため、最も手間のかからない方法です。引っ越し業者のホームページを見て、見積もりを取る際に問い合わせてみてください。申し込みさえ済ませておけば、こちらの都合に合わせて対応してもらえます。ただし、引っ越し費用に不用品の回収費用がかかることになるので注意が必要です。不用品の大きさや量などで異なりますが、1点につき3,000~5,000円が目安となるでしょう。
2-5.買い替えの場合は販売店へ
新しいものに買い替える場合は、販売店の下取りまたは引き取りサービスが受けられることがあります。家電リサイクル法の対象品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)や自分で運べない大きな家具類などは、数千円の費用がかかるでしょう。また、必ずしもすべての販売店が下取り・引き取りサービスを行っているとは限りません。特に、下取り割り引きサービスを実施している店舗は、少ない傾向があります。まずは、販売店でサービスを行っているかどうか確認してください。
2-6.友人に譲る
家まで直接来て持って帰ってくれる友人がいれば、その人に譲ることができます。しかし、大きなタンスやテレビの場合は、気軽に運ぶことができません。2階以上に置いている場合は、1階に下ろす作業も加わるため、素人ではリスクが高いでしょう。そんなときは、プロの力を借りることをおすすめします。たとえば、ヤマト運輸など大手宅配業者の中には、大型家具や家電を運搬するサービスを提供しているのです。こん包から運び出しまでしてくれるので、安心して譲れます。ただし、大型になるほど料金は割高になるため、処分よりも費用がかかる可能性があるでしょう。
2-7.ネットオークション・フリマサイトで売る
同じく、宅配業者のサービスを利用すれば、一人で運搬できない家具や家電でも、ネットオークションまたはフリマサイトに出品し売却できるでしょう。買い手が見つかればすぐに手放せますが、必ずしもすぐに見つかるとは限りません。落札されるまで時間がかかったり、想像していた値段よりも安くなったりすることがあります。買い手をすぐに見つけたいなら、できるだけ詳細を記載し、分かりやすい写真も掲載しておきましょう。キズや汚れ具合も記載することで、信頼性がアップし、買い手がつきやすくなりますよ。
3.不用品回収業者の選び方
スムーズに粗大ゴミを処分するためには、業者選びが重要なポイントです。悪徳業者と優良業者を見極めるためにも、ポイントをしっかりとチェックしておきましょう。
3-1.古物商許可や産業廃棄物許可を取得している
1番にチェックしてほしいポイントが、古物商許可や産業廃棄物収集運搬許可を取得しているかどうかです。都道府県から認可されている証(あかし)になるため、許可番号がホームページ等に掲載されていない業者は悪徳業者の可能性があります。ホームページや店舗に掲げられているか確認しましょう。
3-2.回収だけでなく買取を行っている
人気メーカーの大型家具・発売年月から3年以内の大型家電などは、高価買取の対象となります。状態がよければ、想像以上の値段がつくこともあるため、捨てるのは非常にもったいないことです。そのため、不用品回収業者を利用する際は、回収だけでなく買取も行っているところを選びましょう。
3-3.低価格で処分できる
できるだけ処分費用を抑えたい方は、複数の業者を比較し、低価格で処分できるところを選びましょう。ただし、この場合、相場よりも極端に低い金額で回収を行っている業者には要注意です。後で追加料金を請求する恐れがあります。あらかじめ手数料や追加料金の有無も確認しておきましょう。
3-4.訪問業者に要注意!
「要らないものはありませんか?」と、突然訪問し回収・買取の契約を取りつける悪質な業者が存在しています。訪問業者のほとんどは悪徳業者だと思ってください。一般的に、優良業者は自分たちから宣伝しなくても、利用者が続々とやってくるものです。訪問業者は契約するまでしつこく迫る傾向があるため、玄関に入れず、インターホン越しで断ってください。
4.粗大ゴミの処分ならゼロプラスへ
粗大ゴミの処分はとても大変です。自治体によっては回収に申請が必要だったり所定の場所まで運ばなければならなかったりします。高齢者や女性は粗大ゴミを動かすこともできない、というケースも珍しくありません。
ゼロプラスに依頼していただければ、粗大ゴミの運び出しから回収まで当社スタッフが行います。一点でも、複数点まとめてでも対応可能です。急なご依頼もできる限りお受けするので、まずはご相談ください。お得な積み放題パックもあります。
5.粗大ゴミの処分に関してよくある質問
粗大ゴミの処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。
Q.大型粗大ゴミの回収費用はいくらぐらいか?
A.あくまでおおよその費用ですが、回収費用が3,000円〜出張費・運搬料がそれぞれ1,000円〜です。また、大型家具は5,000~6,500円、ベッドは1万円以上かかることもあるでしょう。具体的な費用に関しては、複数の業者に無料見積もりを依頼し比較してください。
Q.無料回収業者は危険なのか?
A.実際に「無料といわれたのに後で追加料金を請求された」「不法投棄されていた」など、トラブルがたくさん起きています。特に、家電リサイクル法に指定されている対象品目は、必ずお金を支払わなければ処分できません。どうしても利用したい方は、無料回収の理由がきちんと記載されている業者を選びましょう。
Q.家電リサイクル法とは?
A.家庭から排出される廃棄物をメーカーが回収し、リサイクルが義務づけられている法律です。対象品目は、テレビ・エアコン・洗濯機(乾燥機)・冷蔵庫(冷凍庫)の4品目となります。これらの品は自治体で処分することができません。メーカーへ回収依頼を申し込み、手順に沿って手続きを行うことになります。詳細については、一般社団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センターのホームページをご確認ください。
Q.2階から下ろす場合、業者に依頼したほうがいいのか?
A.ベッドやタンスなどの大型家具の場合、2階から1階に下ろすだけでも大変な作業となります。階段を使うか、ひもで吊(つ)り下げる方法などがありますが、どの方法も素人ではリスクが高いのでおすすめしません。ここは、プロの業者へ依頼したほうが安全でしょう。
Q.安く処分する方法&コツは?
A.1点ずつ処分するよりも、何点かまとめて処分依頼したほうが費用を安く抑えることができます。業者の中には、まとめてお得に処分できる定額パックプランを用意しているところもあるのです。たとえば、ゼロプラスの場合、お得なつみ放題パックが利用できます。主なパック内容と料金は以下のとおりです。
- 軽トラックパック(家電5〜6品程度):29,800円
- 平車パック(1K〜1DK程度):69,800円
- 2tホロ車パック(1LDK〜2K程度):99,800円
- 2t箱車パック(2K〜2LDK程度):119,800円
- 4t箱車パック(3LDK〜5LDK程度):219,800円
まとめ
自治体で指定されている粗大ゴミは、一辺が30cm以上のものです。重量がある粗大ゴミは、基本的に一人で運ぶことができないため、業者へ依頼することになります。できるだけ回収実績のある信頼できるところを選びましょう。中には、不法投棄をしたり、高額な料金を請求したりする悪質な業者があるので要注意です。状態がよければ、買取店で売ることもできるので、まずは正常に稼働できるかどうかをチェックしましょう。