老後の引っ越しに必要なことは? 片付け・断捨離のコツも詳しく!
「老後に引っ越しをする予定だが、何からすればいいのか」「どんなメリットやデメリットがあるのか知りたい」とお考えではありませんか。老後を安心かつ快適に暮らすためにも、引っ越したほうがいいこともあるでしょう。また、スムーズに引っ越すためには、スケジュールをきちんと立てて進めていく必要があります。そこで今回は、老後の引っ越しに必要なことを詳しく解説しましょう。
この記事を読むことで、老後の引っ越しのコツがよく分かり、スムーズに準備できます。まずは、記事を読んでみてください。
1.老後に引っ越しするタイミングやメリット・デメリット
最初に、老後に引っ越しする主なタイミングやメリット・デメリットを見ていきましょう。
1-1.老後の引っ越しをするタイミング
老後の引っ越しは、以下のようなタイミングで行う人が多いでしょう。
- 定年退職した:第二の人生を送るべく理想の環境に引っ越したい
- 子どもが独立して夫婦2人だけになった:コンパクトな家に住み替えたい
- 家が老朽化した:建て替えよりも引っ越したほうが安い
- バリアフリーの住宅に住みたい:老後を安心して暮らすためには今の家では不都合がある
- 老人ホームなど施設への入居:要介護などの理由により自宅で自立した生活を送れない
1-2.老後の引っ越しのメリット・デメリット
老後の引っ越しを成功させるためには、メリットとデメリットの両方を理解しておく必要があります。引っ越ししてから後悔しないためにも、それぞれ確認しておきましょう。
メリット
- 住みやすい環境を選んで安心して暮らせる
- コンパクトな家に住み替えれば固定資産税・光熱費の軽減になる
- コンパクトな家なら掃除や手入れが楽にできる
- 荷物を整理できるので終活が楽に進む
デメリット
- 現在の家のローンが残っている場合は経済的な負担が大きい
- 新しい環境に慣れるまでに時間がかかる可能性がある
- 高齢を理由に賃貸物件を借りにくい
2.老後に引っ越しをする前に決めるべきこと
老後の引っ越しは、計画を立てて進めることが大切です。
2-1.最初にスケジュールを立てよう
老後の引っ越しをうまく進めるためにも、引っ越し予定日に向けて詳細なスケジュールを立てましょう。まずは、以下のことを書き出して検討してみてください。
- 引っ越しの準備作業:不用品の仕分けや処分、掃除など
- 近隣へのあいさつ:手土産の用意・配布
- 役所への届け出:住民票の移動など
- そのほかに必要な手続き:ガス・水道・電気・電話・ネット回線の停止や移転など
引っ越しの準備は、1か月ほど前から始めることをおすすめします。予定日の直前は何かとバタバタするため、早めに準備を終えるように計画を立てましょう。
2-2.引っ越し先を選ぶポイント
老後の引っ越し先は、以下のポイントを参考に選ぶといいでしょう。
2-2-1.暮らしやすい環境か
老後に住む場所は、暮らしやすい環境かどうかを重視しましょう。公共交通機関を利用しやすい場所なら、外出も苦にならずに住むでしょう。また、商業施設や銀行・郵便局に近いことも、暮らしやすさに大きく影響します。日当たりがよいことも、快適な暮らしを送るために必要な条件です。
2-2-2.一軒家かマンションか
一軒家にするかマンションにするかも重要なポイントです。一軒家は、自由に暮らしやすい反面、掃除や手入れが大変などの問題もあるでしょう。マンションは、集合住宅なので、騒音や振動などへの気遣いが必要です。ペットを飼いたいのなら、マンションでもペット可の物件を選ぶようにしましょう。
2-2-3.家賃や管理費を支払い続けられるか
賃貸物件を借りる場合は、引っ越し先の家賃や管理費を払い続けることができるか確認しておきましょう。老後は多くの人が退職し、年金や貯蓄に頼って暮らすことになるからです。理想の家であっても、お金が尽きてしまえば、住み続けることはできません。
2-3.家の売却について
持ち家から引っ越す場合は、家の売却を考える必要があります。すぐに売れるとも限らず、ローンが残っている場合はローンを完済してからの売却となるので注意しましょう。なお、賃貸に出して家賃収入を得る方法もあります。また、売却や賃貸に出さずとも子どもに住んでもらうこともできるので、よく考えて決めるといいでしょう。
2-4.引っ越し費用の調達方法も考えよう
引っ越し費用の調達方法を早めに考えておきましょう。引っ越しには、数十万円程度の費用がかかります。また、引っ越し先の家賃や敷金・礼金・生活費も用意する必要があるでしょう。そのほか、家具や家電などの生活必需品の買い替えなど、さまざまな出費が重なるものです。貯蓄などでカバーできない場合は、節約できるところを削ってみましょう。なお足りないのなら、子どもなどに援助したもらったり金融機関からの借り入れを検討したりしてみてください。
2-5.荷物の整理をどうするか
引っ越しでは、荷物の整理が必要不可欠です。長年暮らしてきた家であるほど、想像以上の物量があることに驚くことでしょう。引っ越し先で快適な暮らしを送るためにも、必要なものだけを残し、後は処分することをおすすめします。まだ使えるものは、人に譲ったり売却したりすることも検討してください。そのほかのものは、ゴミとして廃棄したり不用品として処分したりしましょう。
3.老後の引っ越しでは荷物をどうする?
老後の引っ越しを楽に行うには、荷物をできるだけ減らすことも大切です。
3-1.荷物が多い・体力がないなどが問題
老後の引っ越しでは、以下のような問題が発生します。
- 荷物が多すぎる
- 体力がなくてすぐに疲れてしまう
- 判断力が落ちて作業が難しい
3-2.自分で引っ越しを進める方法・ポイント
自分たちで引っ越しを進めるのなら、以下のポイントを参考にして無理なく進めましょう。
- 長時間作業せず、適度に休憩を入れる
- 不用品の仕分けルールを決め、深く考えず淡々と仕分ける
- 体がつらいときは作業しない
- スケジュールを適宜チェックし、やるべきことを確認しながら進める
- 自分たちだけでは無理だと判断したら、途中からでもプロに依頼する
3-3.引っ越しをプロに依頼するメリットや方法
引っ越しをプロに依頼すると、以下のようなメリットがあります。
- 不用品の整理・仕分けから依頼できる
- 希望の日時に作業してもらえる
- 労力や時間を節約できる
- ゴミや不用品の処分を依頼できる
- 自分たちで作業するよりも効率よく進む
4.不用品の整理・処分を依頼する方法
業者に不用品の整理や処分を依頼する方法について、詳しく解説します。
4-1.まずは無料見積もりを依頼しよう
不用品の整理や処分を不用品回収業者に依頼するには、無料見積もりの依頼から始めましょう。業者のホームページにある「問い合わせ専用フォーム」に記入し送信すれば、折り返し見積もりが送られてきます。急ぎの場合は、電話で申し込んでもいいでしょう。見積もりを確認し、作業日・作業内容・金額などが問題なければ、正式に依頼してください。なお、見積もりの段階では複数の業者に依頼して構いません。費用の安さだけでなく、対応がいいかなどもしっかりチェックして決めましょう。
4-2.少量の不用品処分なら3万円~が相場
不用品回収業者に依頼した場合の料金目安は、以下を参考にしてください。以下は、当ゼロプラスの料金一例です。
- 軽トラパック(家電5~6個程度):29,800円
- 平車パック(1K~1DK程度):69,800円
- 2tホロ車パック(1LDK~2DK程度):99,800円
- 2t箱車パック(2K~2LDK程度):119,800円
- 4t箱車パック(3LDK~5LDK程度):219,800円
4-3.信頼できる業者の選び方
不用品の処分は、以下のポイントを満たす業者に依頼するといいでしょう。
- 不用品の処分で豊富な実績がある
- 中古品として再販可能なものは買取もしている
- 見積もりは無料
- リーズナブルで分かりやすい費用システム
- 希望の日時に作業を依頼できる
- スタッフが礼儀正しくて親切
- 顧客からの評判がいい
- 古物商許可を取得済み
なお、当ゼロプラスでも老後の引っ越しをお受けしています。まずは、何なりとご相談ください。
4-4.悪質業者に注意しよう
不用品回収業者の中には、悪質業者も含まれています。平日の昼間など高齢者だけになる時間帯を狙って、住宅街を巡回したり勧誘電話をかけたりしてくるので注意しましょう。特に、突然訪問してきて「不用品の無料回収をしている」と言いながら家に上がり込み、金銭価値の高いものを無理やり回収してしまうケースが後を絶ちません。また、無料のはずが何かと理由をつけて有料となるケースもあります。不用品の処分は、信頼できると判断した業者によく相談してから依頼しましょう。
5.老後の引っ越しに関するよくある質問
最後に、老後の引っ越しに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.老後の引っ越しでマンションを選ぶときのポイントは?
A.以下のようなポイントをチェックして選ぶといいでしょう。
- エレベーターの有無や数
- 家の中の段差がキツくないか
- 日当たりや水回りに問題がないか
- セキュリティーがしっかりしているか
Q.老後の引っ越しをしないほうがいいパターンは?
A.現在の住環境に満足しているのなら、無理に引っ越しをしなくて構いません。ただし、荷物の整理はしておくことをおすすめします。不用品を処分すれば、さらに快適な暮らしを送ることができるでしょう。
Q.引っ越しと同時に自動車運転免許を返上したほうがいい?
A.引っ越し先で自動車が不要になるのなら、返上してもいいでしょう。しかし、引っ越し先が郊外などでは、移動手段に困ることもあるため、様子を見てからにしてください。
Q.老後の引っ越しと同時に遺言を作成するべきか?
A.余裕があるのなら、遺言の作成に着手してもいいでしょう。ただし、遺言の作成にも時間や手間がかかります。同時に進めると何かと大変なので、引っ越し後落ち着いてからの作成がおすすめです。
Q.業者に依頼する場合、ゴミ屋敷のような状態でも問題ない?
A.問題ありません。業者は、さまざまな状況での作業に慣れています。ただし、物量が多いことで費用が上乗せになることは承知しておきましょう。
まとめ
今回は、老後の引っ越しについて詳しく解説しました。老後の暮らしを快適に送るためにも、住環境のいい家に引っ越しするといいでしょう。広い家からコンパクトな家に引っ越しすれば、税金や光熱費の節約になり、掃除も楽になるなどのメリットが多くあります。引っ越し先が決まったら、最初にスケジュールを立てて、荷物の整理などを進めましょう。なお、荷物の整理や不用品の処分は、不用品回収業者に依頼すると便利です。